投稿日:2006-11-28 Tue
「冒険者は往く」
さらに遊歩道は、続く続く。といっても、途中からは下り道気味になる。湖尻の乗船場の脇に出るからだ。ゴトーとしてはいい塩梅なのだが、反対側からサイクリングさんが、ダラダラ坂をエンヤエンヤと上がってくる。しかも、前の小さなカゴに書いてあったので気が付くのが遅れてぱっと見だったが、バスや電車の様に行き先が書いてあった。「大洗行?」「大」と「行」は確かだが、大洗は余りに遠いいか。でも「大森」でも「大磯」でも、すでに3時近いのだから、今日中には着かないのでは?そして、この人はどこから来たのだろう?…ホンマ者の冒険者だ…。途中は宿に泊まるにしても、「箱根の山は天下の険」っていうじゃない?この先も石と草との市松模様のガタガタ道を走っていくのだろうか、それとも車道に出るのだろうか。その先も芦ノ湖が低い位置だから、急な坂を上がる体力勝負であることは確かだ。事故に気をつけて、頑張ってほしいものだ。
そのままゴトーは桃源台にまで行く。ロープウェイと思うでしょうが、見よ!このスッキリとした有様を!まるで狭いスキーコースのようだ。実は施設の改修で来年の6月には復活するとのことだ。そういえば早雲山側のに比べて、金太郎柄だったりして牧歌的な車体(?)だった。桃源台から自然観察道が大涌谷まで通っているが、登り道である。金時山より道は整っているので、足慣らしにどうぞ。ゴトーは大涌谷から下ったから知っているが、1時間ではラチがあかないので、今回は行かないよん。歩かない!と言う人にも代行のバスが出ているのでOKだよ。でも、行かないけどね。
バスに乗って仙石原で車窓からススキ見物である。「なんとまあ、旅日和だのう」座席でふくふくと丸くなって幸せな気持ちで、一路箱根湯本へ。しかしながら、人生において『禍福はあざなえる縄の如し』である。幸せを持ち越しておウチには帰れなかった。
まず、帰りのキップを買おうと駅に行くと『事故でロマンスカーは、今日は走りまて〜ん。新宿まで行く電車もありまて〜ん。ごめんなた〜い』とは、流石に書いてはいなかったが頭が真っ白になる内容だったことは確かである。「なんですと〜?」でもまあ、小田原まではいくそうなので、可愛らしいスピードで走る各駅電車に乗り込んだ。車内には困惑と怒りで眉間にしわの寄っている人々が…。ふと見ると、箱根土産の袋を下げている人たちが多い。今回はおろおろして、土産を買っていない。心の余裕が無かったのだ。
JRのホームに降り立つと、捨てる神あれば拾う神ありか!?「おお、湘南新宿ラインではないか」ホームに入ってくる緑とオレンジのラインの電車は、ゴトーが帰るのにとても都合がいい電車だった。グリーン車両を避けてウロウロ歩いていると『この電車は、本日に限り回送電車となり、ご乗車できません』と言う放送が。何で、本日に限るかなー。「何でやねん」やはり走り寄った関西の娘さんの言葉に、周りの人たちの気持ちは同じだった事だろう…。どうも、JRの方も何か事故があったようだ。よくない予感に、缶コーヒーを飲んでいると、反対側のホームに特急踊り子号が入ってきた。もう、選り好みをしていたらどうなるかと思い、今度は自由席の表示を求めて小走りになった。同様の人々もそれぞれに空席を見つけてほっと一安心である。そこに先ほどの関西の娘さんがケータイで話しをしている。車内での通話は感心しないが、その会話に笑いと目まいで、ゴトーは震えた。娘さんは新宿に行きたかったらしい。「今?踊り子号…あたしが踊らされているわ、も〜。…うんうん、コレどこ行くか知っている?」土地鑑が無いのに、なんてまー無謀なチャレンジャーっぷりだ。地図も無く歩き回るRPGの冒険者のようだ!娘さんは、協議の結果品川で降りて山手線でぐるりと行くことにしたようだ。
さらにオチが付いている。東京駅で山手線の事故のアナウンスが!娘さんは無事に新宿に着けたのだろうか。「東京から中央線に乗るのじゃよ」と言ってあげればよかったかなぁ…。ほかにも埼京線だか、高崎線だかでも事故らしく、「不本意な冒険者」達が路線図を睨んでいた。そんなみんなもガンバレ!そして、ひと段落したら温泉でゆっくりしてくだされ。

ゴトーも事故のしわ寄せで満員ギューギューの電車でペッタンコになりつつ、帰途に付いた。ああ、湯にでも浸かって「ふっくら」したいものだ…。
*犬からの挑戦状*
今回、ゴトーが飲食に使った金額はいくらでしょう?ピンクの文字のが該当です。ピタリ賞なら、そうだねぇ…過去にゴトーがチャレンジした作品でよければ何か差し上げましょうか?
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