投稿日:2007-08-29 Wed
「さらば、城崎!」
「いやーすっかりお世話煮になりました」と、挨拶をする。「あ、いま、タクシーをお呼びしましょう」タケイさんが、引っ込みかけるのを、てのひらをワイパーのように振りながら 「タクシー?いやいやいやいや、ゴトーは歩いてナンボですから」と、断る。「来ましたね」と思った方、お待たせ♪といっても、それほど歩きはしないけど(笑)
前の日にタクシーで、パーと通ってしまったが「立ち止まりポイント」があったのだ。そこに行くんだよと説明。9:35に出発。「立ち止まりポイント」は徒歩で10分ほどの円山川にかかる橋だ。
昨日はきっぱりと良く晴れていたので海がキリッと青かったのだが、今日はちょっと残念。でも、もうあの突端の向こうは、日本海なんだよ。美味しい魚介類の皆さんは、この向こうからくるんだねぇ。海水浴場もあるらしいよ。
川上の方は、川のすぐ近くが山なので、重なる山が山水画っぽい。昨日来た道は、基本狭いし、車も通るので歩く時は注意が必要。そして冬は雪が降るので、車もスタッドレスかチェーンで「対雪装備」が必要だそうなので、冬歩くのは「とりあえず、やめちょけ」と言っておこう。
川には小さな魚が泳いでいるのが見える。その対岸には、銀花が見える。川に面して建っているから、当たり前といえば当たり前だが、こうして見ると山の真下に建っているようにも見えるね。駅に着いたのが10:20だから、ダラダラ写真を撮りながらとはいえ、歩くと40分以上掛かるので、なるほど「歩いて?」聞かれるはずだ。
さらば城崎!次に来る時は、多分夏じゃない頃に(笑)で、京都に直行する便が10:32だから、あれ以上ダラダラしていたら危なかった。お土産も買っていないが、リヤカーのおばあちゃんの干物とか本当は買いたかったんだよ。クール便というのも頭をよぎったが、それはまた次の機会に。
京都に行く便は、すこしおしゃれ(?)な感じにはなっていたが、やはり、4両編成。そして座席のカバーにはキップ入れが!一体どの辺の特急・急行が「この仕様」なのだろうか。…知っている人は知っているんだろうなぁ。投稿日:2007-08-23 Thu
「夜と朝は、つながっている」
風呂上りには、水分補給である。冷蔵庫方面ににじり寄ると、マ「あ!デザート・パートツー!!」夜食のオニギリやラーメンは入らなくても、果物は別。ゴトー、果物好きです!キレイにカットされてます。大喜びの後、冷蔵庫に入っている水のペットボトルの水を飲む。そのラベルには、「甘い水」というような表記が。「?」飲んだ感じ、特に砂糖は入っていないし、普通の水。そのまま、水を飲みつつ天気予報を探してテレビをガチャガチャしていたら、「あ、本当だ…」しばらくしたら、口の中がほのかに甘い。不思議じゃのう。
真綿のお布団で、ふかふかと寝る。思えば24時間ぶりに真っ直ぐ横になって寝るわけだ。そんなわけで、爆睡である。ちなみにこういう状態の時のゴトーは、あんまり動かないらしい。文字通り死んだように寝ているらしいので、浴衣の寝巻きでもあんまり困らない。
一夜明けて、昨日はしこたま風呂に入り、体にいい食事を取り、睡眠も十分で、ピチピチである。昨日の浮腫みきった朝を思えば、夢のような晴れやかさだ。晴れやかなまま、朝食は「萬右衛門(カウンターのあるお食事処)」で。(その7を参照)川に向かってのカウンターでの食事である。
「おはようございます」すでにある程度セットされている席に座ると、昨日頼んだ韃靼ソバ入りご飯(見た目は煎りゴマご飯)が来る。お味噌汁は、香り重視と、味の好みのためだろう、「コレくらいお入れしてよろしいでしょうか?」とツクネ団子のように味噌を竹から削いで、鍋に入れてくれる。味見の後、OKとなると椀によそってくれるのだ。塩分の気になる方には、安心かもしれない。ちなみにヒラメのアラが入っていて、食べても食べなくてもと言われても、箸で掘るでしょう、これは。
更に4種類の干物から焼き魚をチョイス。この時、近くの席の人が係りの人が離れた時に、「コレ、自分で焼くのかな?」「好きなだけ焼いていいのかな?」と、ひそひそしゃべっている。「けっこうあるから、食べではあるよね」…「好きなのを」食べるのであって「食べ放題」ではないぞう。どんだけ焼くつもりだったのか気になるが、係りの人が戻ってきて説明する。「危なく焼いちゃう所だったね」どんなときも落ち着いて、係りの人に従おう。
ゴトーはヒラメをチョイスして焼いてもらい、椀は、アンカケの玉子豆腐(だったと思う。温かいので、茶碗蒸しだったかも)そうそう、ご飯は香ばしい感じで、美味しかったでしたよ。さてそろそろ銀花に、おいとませねばならない。一応11時までいてもいいんだけど、移動があるからね〜。
投稿日:2007-08-22 Wed
「城崎の夜」…なんて書くと演歌かムード歌謡のようだね。食事から帰ってきたら、部屋に布団が敷かれていた。その辺もうちっぽくないかな。お客さんが部屋に入ったら、スタッフは部屋に入らないのが「共立の宿」のスタイルだから。
忘備のメモなんかを書いていたら、ふいに「ドーン」という音が。しかも、近い!慌てて窓に駆け寄るが、角度が悪くて見えない。「この方向なら、あそこか!」光った方向を見てぱっと見えるだろう場所がわかった。二階の、「バーのあった所」なら見えるはずだ。(その7を参照)はたして、そのイスの所に座ると、花火が見える。ドドーン!8月30日まで、火曜と木曜に21時から城崎温泉の円山川沿いのところで花火が上がるのだそうだ。
イスに座ってだと、建物が少し邪魔なのでどうしようかと思ったら、ベランダに出るドアが開くじゃありませんか。ま、出たら出たで外は生温い空気なんだけど、更に視界がよくなる。そして花火って黒煙が上がるから、大玉の方が良く見える。すると、建物で見えなかったお月さんが、邪魔なくらいに明るいじゃないか。下のところ、多分露天風呂にはいりに来た人だろう、「あー!」っという声が花火とともに上がった。露天からも見えるのかもしれない。最初耳が変かと思ったが、花火の音が山にこだましている。いくつも山がせまっているから、ドーン(破裂音)…オーン…オーン…って、時間差攻撃で聞こえてくるようだ。面白いじゃないか、城崎の夜は。
銀花の中庭は、昼間は「バッタが取れそう」とか思ったが、窓からふと見ると、ライトがついて、丸く池でもあるように見えた。こんな仕掛けがあったとは。昼と夜とじゃ庭も顔を変えるようだ。
「さて、仕上げは部屋の風呂だな」
銀花の個室の風呂はヒノキで、しかも広い。ただし沸かし湯だ。ゴトーの中の「部屋風呂ランキング」では一二を争う広さだろう。ちなみに一番狭かったのは、とあるビジネスホテルの風呂で、何故か風呂が三角だったので大変困った。多分、銀花はその4倍くらい。(笑)だって、縁に頭を持たせかけても足が曲がらないでは入れるし、横も十分に広い。「…うちの風呂より、よっぽど広いやん」お湯を入れたほうがやはり木の香りが強くなるね。今日一日、4回で4種類。今回は、ホントに湯めぐり旅行だね〜。
投稿日:2007-08-21 Tue
「銀花の夕ご飯・後編」
【焼物】但馬(たんば)牛である。すでに塩コショウされているけど、お好みによって、生醤油か、ポン酢で。けっこう厚めなので、噛み切ろうかどうしようか迷っているうちに、「何か垂れて」きたのでそのまんま口にグーっと押し込む。欲張りなハムスターのような口になったし、もともと噛み切り損じた肉である。アゴを動かすたびに、口の中が肉と肉汁でえらい事に!…無駄なく肉汁も全て食べたと思えばいいのだ。でも確実に面白い顔になっていたと思う。
【箸休め】黒豆とかもあったけど、かなり普通なブルーベリーをチョイス。近眼で乱視なゴトーには、焼け石に水みたいな物かもしれないが、気は心とも言うじゃないか。ウケより実利を取らせて下され。
【しゃぶしゃぶ】「あ、豆腐入れちゃった」まだ写真撮ってないのに。そろそろ集中力がキレてきたか。出汁の中には白い豆腐と赤い梅干というおめでたい感じに。梅干は、昔ながらの梅干のようだ。大粒で、そのまま食べたら塩っぱくてスッパそうだ。でも出汁で煮られている分には、そんな事はない。しゃぶしゃぶされるのは、アワビとヒラメという淡白なチームで、さっぱりと食べられる。むしろ梅が活躍するのは、これからだ。
【雑炊】ご飯を持ってきてくれた娘さんに、「ちょっとでいいんです!」と拝み倒して、、小さい子のオニギリのようなちょびっとのカタマリを鍋に入れてもらう。鍋ではやわらかくなった梅干は粉々にされて出汁とご飯と混ざって、溶き卵を掛けまわされる。「少なくていいの、少なくていいの!」茶碗によそってもらう時も首を横に振り続けるゴトーに困惑しながら、「お替りもどうぞ」といってくれる。でも、無理。ゴトーは残すの嫌いだから、鍋の雑炊に「すまない、すまない」と謝る。こうゆうの、ホント悔しいんだよ〜。
【デザート】抹茶プリンとデラウエア。デラウエアは、今年初だから、西を向いて食べるべきか?お茶は韃靼ソバ入り。明日は、白米と韃靼ソバ入りご飯のどちらがいいか聞かれたので、韃靼ソバ入りに。どんなのが出るか楽しみだよ。揚げ物とかなかったので、全体的にさっぱりと「大人の食事」でした。何よりゴトーが「だめかも〜。お腹一杯で下向けないかも〜」にならなかったのが嬉しい。もっとも、雑炊をもっとガッツリよそわれていたら今頃ギブアップしていただろう。いろんな意味で、体にいい食事であった。
投稿日:2007-08-20 Mon
「銀花の夕ご飯・前編」 お食事処「陶祥」は、昼とはイメージが違うよ、間接照明とかで。つまりちょっと暗めで、お客様がいるから写真は撮れないのだね。そして席に、お名前入りのメニューが。…多分若い子が書いてくれた模様。「後藤」は画数が多くてバランスが難しいが、…がんばれ!ゴトーも字が下手だ!

【先附】右上の茶色い本のようなものは、飲み物リスト。ゴトーはアルコールOKですが、飲むと食べられないので、飲みません。そんなわけで、先附(さきつけ)のようなおつまみっぽいのは大好きです。食前酒は梅酒。ひと際カラフルなのが、なんとジュンサイ。(つるっとした水草の新芽)ジュンサイ自体は地味色だが、細かくしたポップな色の野菜で存在感があるよう。
【冷汁】ちょっとしたカメが出てきた時は、「ナニゴト!?」
と思ったが、本体はこんな感じ。しかし、ただのトトロと思ってはいけない!スプーンを入れると、手ごたえが違う。実は底の方には蒸したと思われる「プリッと系」があり、その上に「とろ〜り系」が乗っている、二重構造だ。一椀で二度ビックリである。
【お造り】海が近いから、豪華ラインナップであります。日本海で鍛えたのか、根性無しな刺身はありませんぞ。近くの席で「何て読むんだろう」という声が聞こえたのは、「笠子」。正体はカサゴ。背中のトゲには毒があるけど、海の中で踏みでもしない限り夏に美味しい魚の一つだそうだ。…踏まれちゃうようなポジションにいるのか…?
【焚物】コレだけじゃ何だかわからないが、アンカケの下は加茂ナスである。京野菜界の有名なスターである。丸くっておっきいナスだね。ナスが美味い千年の実力者だってことでもわかるが、そのナスが見えないほどの具だくさんアンカケが、また美味い!でも、小さな具を箸でつまんで食べてたら血管が切れそうになるかも。椀に口をつけて、「ちゅる」っとすすったのは、お行儀が悪かったかも。
まだ道は半ばであるが、ゴトーは大丈夫なのだろうか…。
投稿日:2007-08-17 Fri
「食前に風呂に行く・後編」 折角隣りに風呂があるので、塩の後始末をしたら、その後に風呂にも行ってみた。ここは、タオルが風呂場にセットされているので、部屋から持っていかなくてもいいタイプなり。(部屋から持っていく例としてはウェルネスの森伊東など)
脱衣所に行くとここも、一番乗りだった。カゴが全て空っぽなのを確認して、ガーッと浴衣を脱いでお風呂へレッツゴー。この際に浴衣を見たが、あまり汗は吸っていない。むしろ残念な着付けのためにシワシワだった。これから夕食だし、またしても浴衣と戦うので、ささっと入浴した。ゴトーにしては珍しく、本日二度目の入浴である。ゴトーは低血圧だが、あまり長湯をしないし何度も入る習慣が無いので、割と珍しい行動である。
で、こちらが洗い場である。今の「シリーズ物」とデザインが違うけど、炭シャンプー達に仲間のつながりを感じるぞ。
内風呂はこんな感じ。露天もあるのだが、写っていると思ったんだが、急いでいたから確認しなかったから写ってなかった。すまない〜。まだ夕日が差すので、湯に浸かると下からの反射もあって、眩しいくらい。そして泉質が違うので、城崎とはアレはあれコレはこれの良さがある。
露天に浸かりつつ、「ゆだっています、ゆだっていますから、カニは来ません様に」と、目を細めながら呪文を唱える。川を見ていると、何となく逆向きの流れているような気がする。満ち潮なのかも知れないが、そういった環境に通常いないから正確なことはわからない。今まで山っぽかったけれども、海が近いんだ、としみじみ思う。さて、浴衣だか、紐を二本使ってぐるぐる巻きにして浴衣のシワを引っ張りまくり、帯で押さえて更にあっちこっち引っ張って、一回目より少しシワがなくなったかもしれないというところで、妥協した。でも、まだ不本意だけどね。だいいち、あまりぐるぐる巻いたら、これから夕食なのにますます食べられなくなってしまうじゃあーりませんか…。
投稿日:2007-08-16 Thu
「食前に風呂に行く・前編」
そうこうしているとタケイさんがお茶とお茶請けの梅のハチミツ煮(漬け?)を持って来てくれた。「すっぱくなくて、梅が苦手な方も大丈夫ですよ」マ「これはこれは」和むマメ。「そうそう、塩風呂(要予約)を体験したいのですが、今、大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ。汗が出ますから、浴衣や作務衣に着替えてフロントまでお知らせ下さい」ちなみに、汗でシナシナになったら浴衣や作務衣は、新しい物とチェンジできるので安心しよう。ここで、みんなには内緒にしていたが…そんな大げさな事ではないのだが、ゴトーは去年から7キロぐらい痩せている。
するとどうなるかというと、着付けの感じが、かな〜り覚えていたのと違ってくる。そして、やっぱり丈が微妙に短い。今年の初着付けは、ビックリするぐらいシワシワで残念な仕上がり!「無念!悔しゅうござる、Nさんっ…」着付けの上手いNさんに、今、ここでゴトーに喝を入れて欲しいと思ってもどうにもならない。不本意で脳が煮え煮えのまま、フロントに行った。「お電話、くださればいいのに…」…はっ!普通、「フロントまでお知らせ」っていったらば、電話じゃないかっ!!なんていうべたべたなボケ!!!…ぷしゅう…。
気を取り直すのと、汗を出すために、塩風呂の前には水を飲もう。風呂の前に冷蔵庫があり、中には水が冷えているのだ。さて一杯飲んだらいざ出陣。
風呂は塩風呂を中心に、「忍冬香湯(男湯)」と「すいかずら香り湯(女湯)」がある。男湯の「忍冬」は「スイカズラ」のこと。冬でも葉が緑なので、「忍冬(ニンドウ)」の別名があるそうだ。植物の名前は色々あってめんどくさいけど、面白いよね。
さて、塩風呂といっても指宿の砂風呂のようにすっかり体ごと入るわけじゃなくて、むしろ足湯。ミネラルたっぷりの砂は、真っ白じゃなくて肌触りも細かな砂みたいだ。フィンランドの塩だそうなので、この辺とはミネラル成分が違うのだろう。京都の庭園のようにならされた砂の上に一番乗りである。
イスに座って、足元にざくざくと塩を掛けてもらう。「15分くらいこのままで」だって。本を読むなり、イスに付いているテレビを見るなりして過ごすのだ。税込1575円なり。もっとも一回ぽっきりではなく、更にリターンマッチをしても追加料金は掛からないので、ムーミンを偲びながら温まりまくるのもありである。何故、ムーミン…?そりゃぁ、フィンランドだし。 投稿日:2007-08-15 Wed
「部屋の中」
さて、部屋であるが、低いテーブルといい、室内の感じといい、ちょっと昔ふうな感じがする。ゆっくり使ってもらうために部屋は定員3名。棚にある、布が掛かっているのは、テレビ。「昔そういうおばさんがいたよなー。色んな物にカバーつける人っ」何となく懐かしいモードになっている。
反対側には、床の間。小さな野の花が飾られている。マ「小さくても花があるって言うのはいいもんだね」すごい飾りがあるのもカッコイイが、じつのところこのくらいのほうがゴトーはいいんじゃないかと思っている。
サンルームの川を見るイスは、今の季節はまぶしい太陽で一階の場合は生垣越しだが、それだってまぶしさで目がシボシボになるくらい。石だろうか、黒い床の硬い肌触りがやっぱりサンルームっぽいが、ガラスで閉ざされているので、カニに侵入は無い模様。
冷蔵庫とグラスなどある棚の上には、存在感がある本たちが!一列では足りず、前後二列置きになっている。夜に冷蔵庫をボンと閉めたら、ちょっと間があってからパタン…パタンと倒れて、「はうっ」と驚かしてくれるというニクイ演出もしてくれる。
押入れは廊下にあり、「お寝巻き」が入っていた。普通に浴衣があるのだから、これはお休み専門なのだろうサムエの人はそのまま眠ってもいいけど、浴衣チョイスの人は困るもんねぇ。更に、トイレがある。何故か上手く貼れないので断念したが、、まあ普通のウォシュレットですな。
その先に洗面所があり、お風呂がある。露天ではないが、ガラス張りなので、景色は見られる。その事はまたいずれ。でね、この洗面所のところに銀貨のマークの花が擦り出されているのが見えるだろうか。銀花のマークは「スイカズラ」である。タケイさんに「何で銀花って言うの?」という質問をしたが、どうやら後で調べたら、「スイカズラ」は、花も茎も葉っぱも漢方薬になる優れもので、「金銀花」の異名があるそうだ。多分の辺がネーミング由来なんだろう。でも、「円山川温泉 銀花」っていうのは、演歌っぽい語感があると思うのはゴトーだけだろうか。投稿日:2007-08-14 Tue
「銀花の謎・その1」
銀花は、横にぐにょーっと伸びた「の」の字の1階の上に、「へ」の字の2階が乗っている感じの建物構造。「へ」の長い辺の途中にある階段があって、短い辺の端がもう一つの階段のある場所。
その下った先の廊下に、マ「ここにもあるよ、本が!」部屋にもあったし、風呂場の前にもあるのはまだなんだかわかるのだが、廊下にも本があったのにはちょっと驚いた。部屋の名前が文学関係者だからなのだろうか?その割には品揃えが変である。経済とか自己啓蒙、戦後すぐに出た西洋史概論とか、誰かの寄付による物だろうか。謎である。
そして、共立名物(?)自販機コーナーが無いのだ。その代わり、こういうのでジュースやワインも等は購入可能。「城崎ジェラード」なんてのもあるので、甘党の方はレッツ・チャレンジ!
その隣りがお土産コーナーで、こじんまりとしていて、韃靼ソバなんていうのも売っている。ま、これは健康にいいのでホテルお薦めのようであるが。ここまで来ると、最初のフロントに戻ったも同然。あとは、自分の部屋に戻るのである。
今日のお部屋は、「去来」。読めるけど、思い出すのにかな〜り時間が掛かった。向井去来(ムカイ キョライ)は、江戸時代の俳句の人だ。その程度しか知らないなり。というか、部屋に名づけられた人々のフルネームと代表作が思い出せるのが、16人中、6人!名前は知ってて、何してる人くらいは知っている人が、それ以外に5人!…多いのか少ないのか自分にもわからないが、隣りの部屋の「省吾」を見たとき、「…浜田?」とか思った。しかーし、かなり間違っている。正解は「白鳥省吾 詩人」である。部屋の作家の名前を書いた紙を見て「うむ〜」」と唸る。
学校で確か文学史とかやった気がしないでもないのだが、うろ覚えな人まで入れなきゃ負け越すゴトーは、もちろん成績は悪かったとも。投稿日:2007-08-09 Thu
「二階へ、そしてお食事処へ」
浴衣・作務衣の台の反対側に階段があって、そこを上って二階のお部屋見学。「おじゃまします〜」戸をカッとスライドさせると、無性に眩しい。本当に川が目の前で、下からの反射と上からの日差しが、サンルームのようなところから、燦々と差し込んでいるので思い切り写真は逆光。わかりにくいかもしれないが、川に突き出しているんじゃないかと思うほど、窓の外はたゆたう川の流れだ。
その反対に、お部屋は思い切り和室。細かな所は自室にて。
川のほうでない廊下側は、窓の外は山だ。ずいぶん山の中を電車で走った気がしても、やはり低くてなだらかで、姿が優しい。
ここから先は、お食事処だ。ここのお食事の名前は地元の陶工からもらっているそうだ。またしても外に出るような不思議感覚。
小さなバーカウンターがあったが、今はやっていないとのこと。窓辺にイスがあるのがちょっと不思議だったが、それはまた後ほどに解決する。
「萬右衛門」は、イス席とカウンター。ここでは朝食を食べた。人がいると、写真に撮りにくいからね。
「陶祥」では、夕食。掘り炬燵席で、和紙の仕切りが上から下がっているけど、基本オープンタイプのレストランである。宴会場はない。ここも明るい内と夜になってだと割りとイメージが違うのも確か。二階には客室が8室とお食事処のみで、通路にお手洗いがないので、ご飯の前にトイレに行っといたほうがいいかも。一番近いトイレは、「陶祥」の前にある階段下のところである。そう、エレベータが無いですよ。もちろんエスカレータも無いですよ。こういうところにエスカレータがあったらそれはそれで変かも。だいいち、エスカレータの隙間にカニが詰まるかも…。




投稿日:2007-08-08 Wed
「到着、そして悩ましいアレコレ」エントランスって言うんでしょうか、門から玄関まで、まぶしい夏の光の中でゴトーの頭の中を「イインダロ〜カ〜」という言葉が駆け巡る。
それはまるで「離れ?」と思うような入り口に、「もしも〜し…」という気弱な声を掛けた。(やはり、門に下がっていた木槌をコンコンと叩くべきだったか)と、キョロキョロしていたら、「はーい」という声とともにちゃんと出てきてくれた。
どういう建築名なのかは知らないが、四畳半くらいの所を上がると、またすぐ土間のようなところに降りる。靴を脱ぐだけでずいぶん気分が変わる。
「銀花」にはいわゆる帳場のような物がなくて、丸っこいテーブルでウェルカム「梅ジュース」を振舞ってもらいながら、
「どうもどうも」「いえいえ」といったご挨拶をしたのがタケイさんという、アラレ柄の着物のステキなスタッフである。ゴトーの世話を色々焼いてくれました〜。(その節はありがとうございました)とにかく荷物を置いてから、館内探検という事になり、客室へ。それがまた渡り廊下(外)のような所を通っていく。ここに実は伏兵が潜んでいたのである。
渡り廊下を通ると、もう一回ご休憩ポイントのような所がある。そこで浴衣と作務衣をチョイスするコーナーがあるのだ。「ゴトーさん、着物着れるんでしょ?浴衣いかがですか?」「…うーん」実は着て着れないことはない思うのだが、「悩ましい色々な事」が浴衣にはあるのだ。まず、こういう所の浴衣は、短い…。「一応、フリーサイズですよ?」う〜んう〜ん…。
悩んでいるゴトーを余所に、マメはテーブルのフクロウちゃんに夢中である。マ「あ、そこ!」なんだ、なんだ?足元を「シュッ」と走る物があって、よく見るとカニだった。すごくちっちゃくって、グレーで、動かないと小石のようだ。
このカニだが、冬になっても、食べられません(笑)土の中に住んでいるので、基本的に神出鬼没で、おそらく渡り廊下かなんかから侵入したのでしょう。地面に近いところが侵入ポイント。もちろんその条件だと、露天風呂も同じなので、見かけたら「シャー!」と威嚇して追い出してください。間違っても湯船の方に追い詰めないようにご注意下さい!投稿日:2007-08-07 Tue
「志賀直哉の言うとおりだ」だいたいこのロープウェイ入り口で町の突き当たりだなという所まできて、今まで来た川の反対岸を行くように道を「右へ右へ」と歩く。行きに歩いた道は途中から川を離れるので、途中までむしろ、ホテルや店の裏側の道のような所を歩くのだ。それから川を右手に見て歩くのだが、思いっきり何も無い。普通に地元の人が住んでいる所だが、川沿いの道は木陰で風が抜けるので、涼しい。別に「一筆書き歩き」のために別の道を選んでいるのではない。
こっちサイドに文学館があるのだ。文学館は、城崎でも特別なポジションらしい。マンホールが特製だ。 ※ごめんなさい!「文芸館」でした〜!!この文学館のすぐ隣りの階段の上にある社のお祭りのようだ。階段って行っても、かなり狭いし、カーブしていて上は見えない。降りきった先の文学館横のスペースに町内テントが建てられて、手の付けられた日本酒のビンや、テーブルがあり、お祭りの中継地っぽい。そのせいで車がギリギリの幅しか道が残っていない。
この前の道が「御所の湯」の隣の神社前に通じている。白い提灯が、何となく不思議な感じだが、夏の空にはマッチしていると思わないかい?「文学館」では、「あーあー、白樺派って聞いた事あるし〜」とか、「桂小五郎さんたら、ここにも潜伏していたのか」とか、それなりに脳内のブチブチに外れたプラグが正しい位置にはまって、400円の入館料でお勉強になった。そこで見た志賀さんの言葉に「まさしく城崎だな」と小さくうなずき、何度も来たという気持ちがわかったかも。なんて書いてあったかは、志賀直哉文献を探すか、城崎へ。
昼は駅前の方まで戻ってソバを食べた。皿そばとか言うのだが、1人前5皿だ。店内にある張り紙を見た家族連れの人が「一時間で女性が40皿以上ならって言う条件、大食いのあの子(おそらくギャル曾根だろう)なら食べるんじゃない?」と言っていたが、ギャル曾根はソバが苦手だからどうかなぁ。でも、ソバ、旨いです。ソバ好きとしては幸せ。
ここでゆっくりするなら入って見たい店もあったが、ゴトーの使命はそこにはない。
それにつけても電車で二時間圏内で往復料金1万円以下なら、気分転換に年に何度も着てしまいたいところだ。関西人、うらやましいぞ…。さて、「円山川温泉」である「銀花(ぎんか)」は、駅前のホテル巡回バスでは通らない。そして、近くを通るバス通りまで出るのに歩くし、下車先からも歩く。よって、普通はタクシーに乗るのだ。歩かないのかって?ちちちっ(人差し指をワイパーのように左右に振りながら)これも調査だ。タクシーの運転手さんには「銀花と言うホテル」ですぐに通じて、だいたい10分くらいで到着する。料金は1420円だった。もちろん、車で来てもいいわけで、15台止められる駐車スペースがあるのじゃよ。
と…まあ、それだけ言えばわかると思うが、ちょびっと駅から離れていて川の近くに突然、「あ、銀花だ」いう感じで建っているのだ。もっとも、まだチェックイン前の時間で、お出迎えのスタッフが立っていないから余計にそう感じたのかもしれない。通常のチェックインは、2時からですからっ!投稿日:2007-08-06 Mon
「湯めぐりを試みる・その2」歩くうちに小さな神社があった。曰くありげな名前だが、まあ今回はよしとしよう。入り口のところに町内会のテント(白い屋根のお祭りとかの際に登場する奴)が組まれているが、どうもお祭りっぽくはない。じゃ、お祭りはこれからか、終わったのか、半端な感じだ。
その隣りにはなにやら新しいが、立派な寺が…と、思ったら、風呂だった。「御所の湯」という。これも何かの縁であろう、ここの入る事にした。何ゆえ「御所」かというと、とある天皇のお姉さんが入りにこの地に来たというのだ。どういう理由かは知らないが、輿(こし)とかに乗ってはるばるきたわけだ。「北近畿」が走っていない頃だから。
入浴料とタオル代を払って、いざ浴室へ。
これがまた天井高いし、外の光が入ってきて明るいし、露天風呂は斜面に岩を配して「く」の字に流れ落ちる水がすぐ前で、目に涼しいぞ。見上げる緑のオーバーハングな枝が、「木漏れ日」というキレイな言葉を久しぶりに思い出させるぞ。…昼の風呂は、いいねぇ…。湯に跳ね返る光で、自分だけにしか見えない小さな虹を愛でつつ、「このお湯は塩っぱいから、身体が引き締まるかもね〜」とか、実利的な事もちょっと思ったり。それにつけても、ゴトーが入る頃には前の人が出て行って、大浴場独り占めだったが、ゴトーが上がると次の人がやって来るという按配。混み合うよりいいけど、何でかなと思ったが良く考えれば十二時ちょっと前で、今チェックをするなら昼ご飯のお店の方か。風呂から出てジュースを飲んでいると、「御所の湯」のおばさんたちが「久しぶりにいい天気ねー。お昼、どうする?」という声が聞こえた。
ちなみにお休み所の絵は、ゴトーの記憶によると「風俗図」だ。江戸時代の最初の頃のヤツだったと思うが、ポイントとしては女の人たちが髷(まげ)を結っていなくて、帯が細くて紐みたいで、「おはしょり」がない着物だってことかな。全体的に男の人の着方に近いこの人達は、「遊女さん」である。いいのか、「御所の湯」…。
投稿日:2007-08-02 Thu
「湯めぐりを試みる・その1」城崎の町は、外湯にたいそう力を入れているらしく、観光マップにもルートが書かれている。駅前にある建物なんかもカッコイイし、それぞれに個性的な建物のようだ。しかしながら、お値段もそれなりによろしいし、全部一度に回ったら色んなイミで大変な事になるので。注意だ。
「うーむ、どの湯に入ろうかのう」
はっきり言って、夜通し移動だった今のゴトーの顔は脂は浮いているし、エコノミー症候群注意の姿勢だった為に足もむくんでいる気がする。実に珍しいことだが、外湯に入る気マンマンで〜す。
でも、特に地図とがまだゲットできていないので、さてどうしたもんだろうと思っていたら、「うわ!自動販売機にーーーっ!」地図が付いている。なんという、旅人に親切な町だ。小さい町だからできる技なんだろうなぁ。道が狭くて、車が来ると気になるのが難点だが、それを別にすればゴミとかもないし、メイン通りらしいエリアの細い川にかかる橋の風情が、また良い。
自慢の風景のなのだろう、マンホールの図柄になっている。川を覗くと水が少ないが、コイや小さな黒っぽい魚の群れ(ハヤ?)が泳いでいるのが見る。この川は、円山川に流れているらしい。外湯の第一希望は「一の湯」だったのだが、定休だった。それで、その近くにあった飲泉で、備え付けの茶碗に温泉を汲んでのんでみた。「
ぽひょ〜!!」しょっぱい!!実は、駅前にもあるのだが、そこは外国の家族がワーワー言って飲んでいたので、遠慮をしたのだが…、大騒ぎには訳があったんだ。存なわけで、腎臓が悪い人は飲んではいけないが、腸の悪い人にはいいらしい。飲んではいけない人以外は、是非飲んで「ぽひょ〜」と叫んで欲しいものだ。体にもいいし(笑)ここは山が迫っているから、日向は暑いが日陰で風に吹かれると実に爽快。大人たるもの、ゴミゴミした街を避けて、こんなセミの声に取り巻かれて心の洗濯でもするのが、きっと正しい。セミの声が、関東と違う。多分クマゼミだとおもうが、アブラゼミよりドスが効いていない、高い声がまた旅情をそそるねぇ。
投稿日:2007-08-01 Wed
「コウノトリの町へ」一番早い移動方法が、この時間だと新大阪経由なので、新幹線にちょっとだけ乗って城崎へ。つまり、大阪の人は8時7分の「北近畿1号」に乗ると11時前には城崎に着くわけだね。2時間弱だ。
乗り換えの時間が少なくて、すちゃすちゃと移動。で、止まっている「北近畿1号」を見て、鉄道マニアの鉄っちゃんのように思わず写真を撮ってしまった。四両編成で、グリーン、指定、自由席がきゅっと詰まっている。もちろんゴトーは自由席だが、禁煙なのに灰皿が付きっぱなしの微妙なレトロ感がたまらない。
席に着くとカバーに見慣れないものが付いている。はれぼったい目をこじ開けてみると、キップ入れらしい。こんな所に切符を入れたら、逆に忘れそうな気がするが、どうだろう。初めて見たが、この辺ではメジャーな仕様なのだろうか?そんなこんなで電車は走り出して、ボンヤリと外を見る。「モータープール」の看板を見て、しみじみ思う。「ここは関西なんだ」と。ビルを見ている分には、都会はあんまり代わりばえしないからね。それが段々山っぽくなって、トンネルをくぐる頃にはゴトーの記憶がぷつっと切れた。でも大した問題ではない。城崎は終点だから。
可愛い電車の止まる城崎は、駅も可愛かった。というか、町全体がそれほど大きくない。多分一時間くらいで一周できそうだ。今回ゴトーは、特に地図を片手に一生懸命歩かなくっても、大丈夫だと思う。よほどの方向音痴じゃなければ、のお話だが。
駅前には「鶴」っぽい像が立っているが、「コウノトリ」である。ここのお湯は、例によって怪我をしたコウノトリが入ってて、発見されている。猪や鹿と違って、今は「偶然お目にかかる」ということはないコウノトリは、「コウノトリの郷公園」でしか見られない、希少な生き物になってしまっている。その公園はちょっとアクセスが不便らしいので、車でいければベストなんだろうけどね。
琵琶湖の周りで、子供の飛び出し注意の看板を見かけたが(みうらじゅん氏の命名は「飛び出し君」だ)、さすがコウノトリの町だけあって、「コウノトリちゃん」が交通安全を呼びかけていた。仕上がりによっては大人っぽくになっているのもいるので、気が付くと思わず見てしまった。△ PAGE UP



