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ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

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近畿な北の旅(城崎 円山川温泉・銀花)その1
「志賀直哉の、名前くらいは知っていよう」
変な地図が書けること請け合いだね  ホテルや寮の仕事をしていて気が付いたのだが、「ボクらはビックリするほど地理に弱い」という事。地名が読めない。場所がわからない。どんなところなのか知らない。そのダメっぷりは、クイズ番組のお笑い担当タレント並みだよ〜。
 昨年(2006年)、新しく仲間になりますと紹介されたホテルの名前を見て、多くの人がつぶやいた。「…じょうがさき?」それは伊東にある地名だね。「そりゃ、「城崎(きのさき)と読むんだよ〜。志賀直哉の本にそういうのあるし」「…志賀直哉?」ええー、国語の教科書に名前が載っていなかったかい?昭和まで生きていたから、割と最近の人だよ。
 「じゃあ、どの辺?」「本は読んでいないからなぁ。ん〜、京都の上の方?」「惜しいけど、兵庫県だ」「…あー、そっかあ」関東方面の人は、京都や兵庫の北の方にも海があることを失念しやすい。(または、知らないかのどっちか)じゃあ、関西の人が読めるかというと、けっこう問い合わせで「しろさき」という人がいる。でも、気にしてはいけない。東京の山手線の駅なのに「ひぼり」とか「ひぐれさと」と読まれてしまう「日暮里(にっぽり)」のほうが、きっとダメージが大きいはずだ。よく知らんけど…。
 さらに、驚きの発言をゴトーは身近な人から聞いてしまった。「城ケ崎は、神奈川だよね」残念だが、静岡県だ。かくして「ボクらの地理知識」は、吉本のお笑いクラスということが実証されてしまった。

 確かに朝から東京駅を出発したら、移動でずいぶん時間を取ってしまう。だったら、大阪や京都を朝出発したらいいんじゃないか?逆転の発想である。名づけて「なんちゃって志賀直哉作戦」である。さて、どういう手立てをゴトーはとったでしょう?
「暗夜行路」、暗い夜の路を行けば良いのである。ああ、そうとも!ゴトーはけっこう長距離バスが嫌いじゃないとも。JRの割引キップ利用(ドリーム&ひかり)の関係で、東京駅八重洲口前から京都駅烏丸口へ。バスは流石に三列シートだし、足置きはあるし、スリッパや毛布もセットされている。天井も低いから、ゴトーもかなり猫背だった。楽々移動と思いきや、後ろに座ったのが外国の人で大きな体を「くの字」にして、血色の良いインカのミイラのような有様でシートにいっぱいいっぱいだったので、気の毒すぎてシートをリクライニングに出来なかったよ。(ホロリ)その上、照明は少しづつ暗くなるのだが、なんだかハムスターかスナネズミのように「ポリポリポリ」とお菓子を食べている人の音が耳について、気にしているうちになんだか寝そびれた。そんな時に限って眠りも浅く、CMのような短い夢を小刻みに見ては目が覚めて、その朝、むくんだ顔でみどりの窓口に行って、こういった。「城崎まで」

旅日記 | 10:16:56 | Trackback(0) | Comments(3)