投稿日:2007-02-28 Wed
「上野から湯島へ」ここまで来れば不忍池(しのばずのいけ)もすぐだ。上野のお山が「比叡山(上野は東叡山というのだ)」とすると、不忍池は琵琶湖をあてているので弁天様が祭られている。今は工事中でシートでグルグルの建物だが、その周りにはメガネやらフグやらの供養碑が「何でこんな所に?」と思うのがあるので、ただの石だとは思わず見るといいぞ。そして、池では、カモメたちの仁義なき戦いが繰り広げられているのが見られる。(笑)
カモメ、正確にはユリカモメで姿は優しいのでミヤコドリとも言われるが結構意地汚い上、乱暴ものでもあったりする。
連中は、風が吹くと揺れるロープより池の中に等間隔に並ぶ杭の上の方が好きらしい。杭の上に点々と並んでいるのは、ハトやカラスではなくカモメばかりだ。しかも卑怯にも後ろから蹴りを入れてまで、杭の上を奪う連中もいてなかなか長閑に日向ぼっこと言うわけにはいかないようだ。ほかにもカモ系の連中は冬になると池の周りを跋扈する。何故なら、冬でも凍らないからボートに乗る酔狂な人や、売店で何か買ってベンチで食べている人とかもいるので、おこぼれを待ち受けているのだ。
なにやら食べていたのを、たわむれに足元のカモにあげたら、口コミ(?)でままたく間に集まったカモやハトに囲まれているおじさんがいた。この先にも「旧岩崎邸」とかあるのだが、時間を少々食いすぎている。真っ直ぐ、湯島天神へ。
湯島天神と言えば「湯島の白梅」の「婦系図」BY泉鏡花だが、もちろん読んでいない。でも、境内には石碑があったりガス燈があるので、知っている人は「ふふん」と鼻でも鳴らしてください。まあ、季節柄、境内には絵馬が鈴なりだし合格祈願グッズが売られていたり、結構賑やか。おまけに梅祭りも始まっているのだが、肝心の梅は咲いていなかった。それでも境内や周りには露天が出ていて、ソースの焦げる匂いが美味しそうだ。もうぼちぼち昼だし…。
さて、何故だか知らないけれどこの近所に「実盛坂」があるのだ。「実盛」でピンと来た人は、流石だ!ドーミヴィラ伊豆山前にある、あのお墓の人だ!!サイトー・ベットー・サネモリ殿である。何度も言うが、この人は北陸のほうで亡くなっている。伊豆のお墓は子供かなんかが伊豆山に立てたらしいが、よって、この看板にあるように、「首洗いの井戸」なんてありはしない。江戸っ子の「なんちゃって系オチャメ」である。
まあ、それだけ実盛さんが好かれていたわけだが、今その坂は「こんな」であり、思わず腰砕けになるが、それもまた歴史というものである。△ PAGE UP

