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ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

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それなりに冒険談(箱根小涌谷 水の音)その2
「心臓、バクバク」
コレくらいが普通みたいでした その後も何人もの人とすれ違ったけど、あきらかにゴトーは異質だった。みんな、ちゃんと山の格好なのだ。ゴトーなんて、マメ入り手提げ袋を提げて、水も食べ物も持たないし、靴なんてサイドにチャックのあるチョケたズックだし。木の根に手をかけて「ファイトー!イッパーツ!!」な事も少なくない山道を、踏ん張りの効かない底の薄い靴で力任せにグイグイ登ってきたのである。フクラハギがパンパンで、息が苦しい…。でも、歩いても歩いても、登りが終わらない。
何でここまで来たのやら… 「もう何もかも、いやになった…」
 マ「おい!この山の中でいきなりたそがれてちゃ、マジで遭難するって!」
 唐突にブルーになったゴトーは、いきなり下山しだした。かなり登っているので、もしかしたらあとちょっとで頂上だったのかもしれない。でも、もう良いんだ…。うっかり上を向くと目眩がするようなゴトーなんて、登っちゃイカンのだ…。うううう…。
下り道です!砂利が滑ります! さて、力任せに登ったからには、力任せに下らなくちゃ。登りも足場の悪さにタマランかったが、下りはもっとタマラン。那須岳の時も足をとられて踊っていたが、なにぶん広い。ここは、うっかりすると崖からコースアウトとか、藪に突っ込んでフェードアウトの可能性も、無くはない。決して反射神経はよくないのだが転んじゃいけない。いつに無く激しく踊りながら、(いや別に踊っているわけじゃないのだが)バランスをとり続けた。我ながらよく転ばなかったものだと、降り切って膝ががくがくしたときは自分のポーズを思い出して笑ってしまった。が、そのツケは確実にやってきた。
 後日、少し冷静になって考えたら、標高1917メートルの那須岳は9合目目までロープウェイだ。歩いたのは片道一割で191.7メートルかい?金時山と来たら、標高が1213メートルだった。そこの7合目までには行っている自信がある。7割で849.1メートルか…。そこを往復したんだから、へたれなりに頑張ったほうなんだろう。果たして再チャレンジするかどうかは分からないが、お弁当は持っていった方がいい事だけは確かだ。下りの途中で、正午の鐘を聞いて、「片道75分のはずが、どんだけ時間をかけているんじゃろ…」と、思って目の前が暗くなったものだ。
 とにかくノドが渇いたし、「食事はきちんと食べる」というテーマに外れないように、道路に出て最初の店に入った。箱根なのに、何故か喜多方ラーメンの店(笑)そこで、出された水を一気飲みしているゴトーに、店のおじいさんが「山に行ったのかい?」と話しかけてきた。「はあ、ちょっと、ノリで」「ノリで行くようなトコじゃないよう(笑)」そうですよねー、ごもっともです。塩ラーメンは、バターの無料トッピングがあるらしい「今時分は色んなのが出るし。ウチの店の前もイノシシが10頭くらい走ってたよ。知り合いは落とし穴でウリ坊を2匹捕まえたって」…そういえば、鈴をバッグに付けている人とか、ラジオを鳴らしている人がいるなぁとは思ったけど、そういうことだったのか(汗)あー、別な意味で心臓バクバクしてきた…。
ちなみに、喜多方ラーメンでは塩ラーメン(箱根麺)で、金額は適正だと思った。
マナーは人のためならず。(自分のためだっつー事だ) それから、トイレでこんな張り紙が。洗いますか、登山靴を!洗っちゃいけないことはモチロンだが、洗った靴をまたどうするんだろう?履くの?それとも荷物?…山ノボラーは色々ナゾが多いな。
 その後、スポーツドリンク系缶ジュースを買って飲みながら、ホテホテと箱根湿生花園へ。平地はやっぱり良いねえ。


旅日記 | 09:34:15 | Trackback(0) | Comments(0)