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ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

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修善寺タイム・トラベル(湯回廊 菊屋) その15
「梅林まで」 
何でこんな所に墓がっ!!「これからが散策路だな」と思う細い道の入り口に、トートツにお墓がある。安達藤九郎の墓?
マ「さー、ウンチク劇場の始まりか?」
んー、始まらないよーゴトー、この人の事知らないし。一応調べると、頼朝さんが天下をとる前からの部下というか、政子ちゃんとのキューピッド役だったようだ。ふーん…。あ、ゴトー、東鏡とか読んでいないから!もう追いかけるの大変なんスから、お客さん!
下りだとしても結構な山道だと思うが? 細い流れに沿って歩くのは、涼しいけれど小虫が多くてそちらを払うために扇子をはためかせて、どんどん山のほうに向かって歩く。段々川から離れるにしたがって、道もそれなりになるのだが、毎回ゴトーは坂道でゼホゼホ言っている気がする。もっとも、道の良さは今までバツグンである。人生は、罰ゲーム?ただし、なんだかトカゲがねぇ…ゴトーの足音でビックリして走るんだが、前に走っていくんだよ。30歩ほどで、またビックリしてシャーと走っていくんだが、そのうち踏んじゃうかも…(踏みませんでした)

誰がいつ作ったんですかね? 散歩道というにはやや疲れるが、文学はどこに行ったんだ?道々目立つのが、仏像を刻んだ石碑だ。写真は温泉街のだ。これは、駅から温泉街、源氏山といたるところにあるんだよ。写真のは温泉街のものだが、中にはえらい怖い状態のもある。ま、88個もあれば中にはそういうものもあるよね。「桂谷八十八ヶ所石碑」といって、弘法さんの四国八十八ヶ所巡りをなぞっているんだ。かなりの数を見ている気がするんだが、八十番台も一ケタ台もどこにあるんだろう??全部見た人って、どれだけいるのかも知りたいのう。だって、かなり広域だよ?
 そうこうしているうちに、高浜虚子の句碑を発見。文学の方はどうにか見つけられたな。高浜虚子は、新井旅館に泊まっているんだ、友達だから。ちぇーって感じだが、仕方ない。
マ「高浜虚子って言うと?『吾輩は猫である』?」マメ、略しすぎ!ツメまで黒い猫は縁起がいいんだって。その通りだったし!高浜さんは、親友の子規さんの「ホトトギス」という雑誌の後任をまかされた弟子の中で屈指の高弟で、漱石先生が「猫」を書いたときには別のタイトルだったんだけど、高浜さんが「この方がいいですよ」って言って決めたって経緯があるのだ。先生が売れっ子になるキッカケを作った人だね。まあ、色々あったらしいけど、先生の連載が終わったら「ホトトギス」の経営が苦しくなっちゃりしたそうだ。「猫」が有名だが、先生は子供がいたせいか文鳥やら犬やらも飼っていたそうだよ。(文鳥は短編小説に、犬は句の読まれている)
 そうこうしているうちに「梅林」に着いた。夏の梅林なんて、ただの公園である。梅の実がところどころに落ちているくらいなもので、木を見て種類のわからない人にはなんだかわからないと思う。夏は山にいるって言ってもさー、ウグイスッたら!そう思うのか、公園内ではビックリするくらいウグイスの声がした。センサーがついてて人が来ると自動的に鳴くんじゃないかと思うくらい、「ケキョケキョ」しているのだ。
 そういえば頼家さんの所で引いたおみくじが、「梅林の不二」だったっけ。高い所に出れば富士山が見えるかと思ったが、晴れていても下のほうはエアブラシが吹きかけられたような淡い水色だ。よく茂った木も視界の邪魔なので、やはり梅の季節の空気の澄んだ冬じゃないとダメなのかもしれない…。途中尾崎紅葉の句碑とかあるが、高い所は日差しをさえぎるものがなくて、ちょっとクラッと来る。顔を拭うハンカチが、汗でビッショリだ。うわー、大丈夫か、ゴトー…。
マ「…それって、熱中症じゃないのか?」う〜ん、なったことないからわからない…。ここは結構広いが、手入れは良く行き届いていて、梅のシーズンには仮設駐車場が出来るそうなので、息を切らして死にそうにならなくても来る事が出来るので安心してね♪
そして、梅林を出たらぱったりとウグイスの声が止まった。やはりセンサーつきなのかっ!?

旅日記 | 12:03:02 | Trackback(0) | Comments(0)