■プロフィール

ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー
■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■Powered By FC2ブログ
ちょっとした旅の幸せ(ドーミーヴィラ伊豆山) その12
「熱海と文学」
人が入れるのか、心配だコースアウトして歩いていると、なんだかすごい建物を見つける。商店街にあるのだが、ボーンッ!て木が溢れている。
マ「緑の手の持ち主と言うより、木の放し飼いって感じだね
暖かいから植物が育つのだろう。昨日、バスに乗ったときにも乗り合わせたおばさん方が「ほらハイビスカスが咲いているわ」「違うわよ、ええと、何とかって南の花で…」(そりは、ブーゲンビリア…:心の声)「ブーゲン…リリア?」最終的には正解にたどり着いたが、ぱっと名前の出ない植物がニョリニョリと生えているから、仕方がない。
入った事がないので、内部はわからない ふいっと横道に入ると歌舞練場があった。京都のちょうちんがやたらイッパイ下がった建物を見た事あるけれど練習日じゃないのか、ちょっと地味だね。
マ「ここは、ナニ?」簡単に言うと、芸者さんの練習場かな。ここで踊りや三味線の練習をするんけど、張り紙によると土曜日にはお茶とお菓子付きで踊りを見せてくれるようだね。芸者遊びとかいくら位するのが知らないが、ネットによると熱海には芸者さんが多いんだって。何だかんだっていって、需要があるんだ…。
いかにも由緒ありげでしょ? 繁華街から少し外れて、ちょっと高げな旅館がある。元は別荘で、次に旅館に変身したこの建物は、「起雲閣」というのだ。今は開放されて、入館料も500円と言う財布に優しい資料館であり、ギャラリーであり、コンサートルームも付いている多目的施設になっている。廃墟好きとはまた別のベクトルで、古い建物好きのゴトーが熱海で一押しの物件である。
古い旅館と言うと伊東編にも出てきた東海館も古いのだが、あれは、もともと旅館として作られたから大きい建物だけど、こっちは元が別荘だから小さい所に凝りにコっているのだ。サンルームなんだよ大正時代のお金持ちが作っているだけに、不思議に和洋折衷なところあり、その後の昭和の手を入れた部分が奇妙に馴染み深い感じだったり、詳しい事がわからなくてもぜんぜんOK!それというのも、ボランティアのガイドさんが「あの天井は」とか、「この仏像は」とか話しをしてくれるからである。それはホテルになってからつけられたと、言いたい…今回は、東北の方らしいグループと一緒になったから、少々おニギヤカ。
 ある程度解説をされた後は、ココに滞在した文人のコーナーになるのだが、知っている人あり、知らない人あり。「学がねえから、こった、読めねえなぁ」と言っていておじさん、あんな達筆すぎる字はなかなか読めたもんじゃないと思うのだが?そして、おじさんやおばさんがいるとマメを出しにくい…(苦笑)
でもさあ、作家の人って、温泉が好きだよね(マメ) こちらのお庭は靴に履き替えて出ることが出来るのだが、雨だからか誰も出ていない。池には鯉がいて、斜めの地形が築山っぽいのも、作家先生が万年筆片手に、頬杖を付いて眺めているのが似合いそうな感じだ。マ「だからといって、ただ庭を眺めていても名文はかけないと思うがな」そうなんだけど、昔の作家って金持ちか貧乏人かで、中間がいないような気がするのは、ゴトーだけ?なんにしろ、ここに連泊して作品を書いているような人は、ゴトーが知らなくても売れっ子だったんだね。熱海と言ったら、尾崎紅葉と坪内逍遥かと思ったら、太宰治とかも来ていてちょっとビックリ。あんまりハイカラな感じが似合わないと言う偏見があるからかもしれないけれど。
 将棋や囲碁のビッグタイトルも行われていたので、じっくり見て回る上に「中島潔」展をやっていたので一時間以上ウロついていたかも。「中島潔って、誰?」と言う人が多いと思うのだが、NHKのお知らせの牧歌的なぽっちゃりした子供の絵の人というか、「あたみフラーフェスティバル」のポスターの人というか、見たら「ああ、あの絵の人!」と思うのだが、ここにそれを張るわけにもいかないしねぇ。定期的にこうした展示物があるようなので、丁度当たればラッキーと言う事ですな。
どっちにしろ、すごいお爺さんなんだろうなぁ 最初に入る部屋に二階があるのだが、行きそびれたので、帰りがけに上がる途中、新規に来たお客さんが「昔、ナニナニさん(聞き取れず)と一週間、ココに泊まって…」と言う話しをして相手の人がすごく驚いていたのが聞こえた。それは、「ナニナニさん」がすごい人なのか、一週間泊まったのがすごいことなのか…両方?っと下世話な事を考えてしまった。
一部工事中だが、いい感じのお寺である ここまで来たから真っ直ぐ一本道にに来宮神社へ行くかというと、道すがら坪内逍遥のお墓と、生前住んでいた双柿舎と言うお家が途中にあるので、蛇行しながら歩く。
マ「坪内逍遥ファンなのか?」んにゃ、名前くらいしか知らない…。「小説神髄」と言うのを書いた明治時代に人というのは知っていたが、早稲田の先生だったから双柿舎の管理が早稲田大学なんだ〜。見学日じゃなかったので拝見は出来なかったけどね。通勤用と居間用とお風呂用の本があってもまだ読む本があるんだよ…
でも、もう…手一杯で、坪内さんまで追いきれない…。太平記も、まだ読んでないし(箱根編参照)、読まなくちゃならない本が多すぎるのだ。ゴトー、手広くやりすぎ?…ちなみに、お墓は斜面の上の方にあって、海が見えるいい所にありましたぞ。




旅日記 | 09:29:22 | Trackback(0) | Comments(0)