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ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

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ちょっとした旅の幸せ(ドーミーヴィラ伊豆山) その10
「なぜなら、そこに道があるからだ」
あ〜あ…(マメ)激しい雨の音がする。見ると、朝からマメがアンニュイになっている。窓の外は隣の屋根が白くしぶいていた。一応、天気予報は、雨が激しいのは朝のうちだけだと言う話だが、今日は東京も梅雨に入ったそうだ。
マ「あのねぇ…犬袋、結構湿気がキツいよ。直接は通さないけど、なんか、じっとり来るんだよね…」そうか、わかった。善処しよう。だから、気を取り直して食事に行こう。
一応一口くらいずつ、美しくチョイス…。 朝食は、パンをチョイス。パンは三種類、バターやジャムもあるし、ヨーグルトにおかずも他にもあるのだが…今はこれがゴトーの精一杯。これでも普通の倍近く食べているんだよ。マ「隣の席の老婦人の方が、よっぽど食べているよね」
ご馳走様でしたああ、見掛け倒しと呼んでくれ。もっと色々取って見せた方がいいのかもしれないけど、食べないのに取るのもイヤなんだよ〜。見え無いところにも美味しいものがあると思ってちょ♪
日本食も美味しそうなんだけどね〜ちなみに、「朝はご飯だ」という人にも、和食も充実しているので安心してね。誰か山ほど取ったトレイの写真を撮らせてくれないかなぁ…。
散らかした部屋を片付けて、マメをビニールコーティングしたりしてから、フロントにカギを返しに行くと、奥から松岡支配人と岡支配人代理が出てきてくれた。岡ちゃんは、前に本社勤務だったので気安く、「怪しい犬が行くから」と事前に頼んだりしたのだ。
岡「あいにくの天気ですね」
松「もうすぐ出るから、駅まで送迎のバスに乗っていったら?」
なにゆえ? いぬゆえ!ゴ「いや、歩いていきたい所があるんです」
岡「こんな天気でも?」
ゴ「それが犬ブログの命ですから。じゃ、お世話になりました」

少しは有名になったのかな? ホテルを出て、多分十数歩で止まって写真撮影である。斎藤別当実盛(さいとうの べっとう さねもり)さんのお墓の写真を撮るためだ。もちろん後ろの五輪塔の事で、隣りの板碑の方がゴトーでも読める字なので江戸時代くらいに作られた「なんちゃって系お墓(根拠はないが、見た目がいいからそう呼ばれるようになったお墓)」かと思った。それにしても、何で実盛さんがここに!?だって、北陸生まれで埼玉に養子に行って、加賀・篠原の戦いで亡くなった実盛さんとの接点が、思いつかない、わからない…。あとで子孫の人が北陸にお墓参りに行くのが大変なのでここに移したそうだが、それでも、何で伊豆山??
歴史的に正しいと思っちゃダメだぞうっ! この実盛さんのお墓を「なんちゃって系」かと疑ったのは、亡くなられた時には「老人と侮られないため」に白髪を墨で染めて、赤地錦の直垂(ひたたれ)に萌黄縅(黄色がかった緑の紐で綴った鎧)という大変若作りな格好だったのだ。本当は他にも兜やら肩につけるのとか籠手とか、ジャラジャラ付けているのだが、色的にはこんな感じ?というのが左の図。派手だよねぇ。それでもこの人の人生、一本気な武士として美徳であり、生前においては仕事も出来て情も厚く、悲劇的な亡くなり方という日本人好みなキャラなのだ。能や歌舞伎の登場人物として江戸の庶民の人気者だった事を知っているからだ。会社の近所にも、「実盛坂」(湯島)があるくらいだしなぁ。
 周りのも小さな石塔がいっぱいあるのは、この近くにこの塔を管理していたお堂があったからである。じゃあ、何で彼らは今、こんな目にあっているのでしょう?
マ「またしても、マニアックな問題を…」
見えないけど「走湯山般若院」と書いてあったの それがそうでもないんだよ。中学校の日本史かナンカで習っているはずだもん。答えは、ホテル前の坂を下りきった所にあるのだ。般若院ってお寺があるのだが、そこの号が「走湯山」。

隣りの新しいのはお住まい?つまり、もともと伊豆山神社の方に建っていたのだ。ここでピンと来たら、日本史の授業で寝ていませんでしたな(笑)「神仏分離」って言って、明治に神仏習合だったのを「あんたは神社」「あんたはお寺」って分けて、その上に「廃仏毀釈」の嵐が吹き荒れて、お寺やお堂はだいぶヤラレちゃった模様。般若寺は別当寺だからここに残れたのかなぁ。
マ「別当は役職名だって言っといた方が良くないか?斎藤さんとは別当つながりだと思われるかもよ?」ああああ〜、そうだなぁ…。今の言葉で言うなら、事務局長…??本職とはたる仕事を持っているというところから来た名前で、例えばお坊さんの場合僧正とか坊様のランキングとは別に、お寺に関する事務業務などを実力者が勤めたんで、お坊さんでも別当がいたりするわけだね。実際、悩みは深いんよ、結構…。ただそれで正しい説明になるかというと良くわからない。間違っていたらゴメンね。ゴトーは、学者先生じゃないから、自己流だからさぁ。

びしっと並んでいるねマ「石塔も、人の手が入っているといないじゃ、ずいぶん違うよね」一応仲間だと思うから、上の斎藤さん達の面倒も見てもらえないものかのう?土地の所有権とかの問題があるのかのう?


旅日記 | 13:15:37 | Trackback(0) | Comments(0)