投稿日:2006-06-16 Fri
「見えないモノ、見えるモノ」
「あー、こりゃ大きな車は無理だ。車、一台入ったらすれ違えないかねぇ。『観魚洞』っていうか、字が逆って事はかなり古い物件だねぇ」少なくとも戦前って事?向こうが見える小さなトンネルは、一応オレンジの明かりがついているので足元とかは見えるのだが…。雨の日に一人で歩くのには余りにもムードありすぎ。
入ると湿ったひやりとした空気で(雨だし)、聞こえるのはやはり湿ったシタシタという自分の足音と、カバンの蓋の部分がカッカッてリズミカルに鳴るのが、凄く耳に近い(トンネルだからね)。壁を見ると、どこかでみたような感じの石の加工面…。これは、会社の近所で見かけるのに似てる気がする。マ「ビビッている?古そうだもんねえ。百年くらい前のナンじゃないの?骨董品の匂いがするよ、なんだかねぇ」 車でなら一瞬の短さだが、歩くとちょっとドキドキするには十分な長さだ。外に出てほっとして振り向くと、こっち側の出口には解説のパネルがあった。明治43年(1909年)に作られた、手掘りのトンネルだった。しかも国の有形文化財に指定されている。マメはなかなかいいとこ突いていたよ。あと3年で100周年記念だ。それぐらい歴史があれば、「視える人」には見えるモノがあるのかも…。
トンネルを抜けると、そこはAホテルだった。つうか、そこの海岸周りはホテルの敷地のようだ。一応歩道は整備されいるけど、波の音に身を乗り出すと岩に穴が開いているし、波を砕く岩が突き出しているようだ。なるほど、こういう奇観があるから『名勝』なんだ。結構波が荒いね。ホテルなんで宿泊者以外は入れない所とかもあるのだが、歩道周りにある展望テラス?が、蔦に絡まれまくって、味のあるオブジェになっているのがまた面白い。マ「思うんだけどさぁ、ここからハーブ&ローズガーデンまでばすで2停留所分くらいありそうだよね」 同系列のホテルの送迎バスが出てるくらいだから、それぐらいは離れているかもね。いいじゃん、それくらい歩くのなんか。ほとんど雨もやんだ事だし。
さて、お昼はハーブ&ローズガーデンのレストランでバジル・スパゲティを食べたのだが、流石はハーブ&ローズガーデンだよ!凄いハーブが効いている!食べ終わった口の中は、バジル味でいっぱいだよ。残念なのは、食べている間にまた雨が降ってきちゃったことである。 マ「…口の周りは拭いた方がいいぞ」ここは、まずは一番上までバスで連れて行ってもらって、歩いて降りてくると言うのがオフィシャル・ルートなのだ。道中は運転手さんがガイドさんも兼ねて、色々話してくれる。バラもそうだが、道沿いの黄色いヤマブキ?とか思った花は、「金糸梅」というのだそうだ。梅といっても、オトギリ草科だって。(ビクッとした人は、きっとゲーム好きですな?)
バスを降りると日本庭園で「これで盆栽って言うのは、どうなんざんしょ?」と思う、日本一の盆栽を眺めて、いよいよローズガーデンである。バラは、この季節がベストシーズンで、オールドローズの小さな花が雨に濡れて、香りが強くなっている気がする。バラは見て良し香りも良しで、昔から特別な花とされたのも納得だよねぇ。バラのトリビアがパネル展示されていたけど、原産地がヒマラヤとは知らなかったねぇ。へーへーへー。
イングリッシュガーデンなので、いろんな花が混ざっていて、大輪のバラがボン!というのではなく、基本的にツルバラがゲートや壁を飾っていて、その下にはナスタチウムのオレンジの花やなんだか判らないポンポン見たいな花が咲いていたりする。ラベンダーガーデンと書かれていれば、ラベンダーの香りが、ハーブガーデンではローズマリーが香る薫る芳る!雨さえ降っていなければ、ボケ防止の椅子にも座りたかったが、座ったらもれなくヒザの裏までぐっしょりなのでやめたけどね。やめたと言えば、ここには体験工房もあるのだが、いつものように体験物をしようと思ったら雨なのに商売繁盛!先生一人でフル回転状態だったので、ちょっとやめました。マ「どうでもいいけど、ドンドン雨強くなっていないか?」
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