投稿日:2006-05-26 Fri
「お山に登ろう!」本格的な山ノボラー(正しくは登山家)から見たら、あんまりにも何も考えていない。「ロープウェイで9合目まで行けて、雪なんかも少し残っているから、ピリッとした空気に当たれば少しは頭も冷える事だろう」と考えた。
事前にHPで見つけたバスの時刻表のプリントを見て「えーと。9時は、39分か」バスは、たまに早く来てしまうウチの近所のナゾな路線バスもあるから、早い目につくように出た。…が、来ない。「広谷地」のバスの時刻表に、39分には何かマークが。無印のものは41分。そしてバスが来たのは、41分だった。「あれ??」プリントには41分が書かれていなかった。古い時刻表だったのかな…。
最初からこんな感じで、バスに乗ること30分ちょっと。歩けば結構かかるよ。登りだしね。ましてや、ボルケーノハイウェイは有料道路だから、歩く時は自然研究路というのを歩くのだ。地図が手に入らなかったから正確にはわからないが、バスの車窓から茶色になった雪とか、雪解けでドロドロな道らしいのが見えたので、結構大変な道のようだ。
10時18分発の ロープウェイで9合目を目指す。バスから降りるとすぐに出発だったので、ロスなく上まで来た。犬は、キャリーバッグか専用カーゴに乗ればロープウェイもOKである。大型犬は、乗り場でカーゴを借りて乗るんだよ。
乗っている時間は4分くらいだが、斜度は急らしく、バスの停留所辺りとは違う世界があっという間に広がっていた。今来た下界は青っぽくて、広い。湖の対岸みたいに見える山々は、どの辺のなんという山なのだろうか。


さて、頂上を目指すのだが、いきなり雪でジクジクしている。流石にここで転んでいてはシャレにならない。この先は、どんどんシャレがキツくなるからである。でも、こんなに雪が残っているんだ。しかも真っ白で日の光をきっぱりと反射して、「よもや、こんな所で雪焼けの心配をするとは」そう思ったが、歩くにしたがって雪から離れて、ざくざくとしている砂になっていった。
ロープでコース取りしている辺りまでは、小さい子供やお婆さんも歩いているが、それが切れる辺りからこの山は進む人を選び始める。粗い砂+小石の足元はかなり歩き辛い。足の運び方によってはズルズルしてしまう。なんだか砂山を登っているようで、足腰は鍛えられそうな気がする。歩きやすそうな大き目の石や岩を踏むにしたって、バランス力も要求されるから、足の弱い人やパンプスの人が「もう帰る」と言い出す。
それでもなおも行く人達がいるのは、目の前に見える丸い山が頂上だと思っているからだ。ゴトーも何の疑いもなく、「あそこまで真っ直ぐ上っていくんだ」と思ったからだ。だが、それは大きな間違いであると言う事に、不幸にして気が付かない。歩き始めると、それどこじゃなくなるからだ。
どの辺が道なのか、目標物がないこの山のコースの目印は、岩に書かれたペンキの○印だ。連続して書かれているわけじゃなく、あっちにポツンこっちにポツンの割合なので、自分でもあの○の方向に行くためには、どこをどう歩こうかとか考えなくてはエライ事になる。周りに遮蔽物がないからか、風が強くて寒い。耳が痛いくらいだ。しかもこの辺りまで来ると道は、岩また岩!場所によっては片手を岩にかけて「たあっ!」と体を押し上げたりするので、やっぱり断念する人がいるようだ。
気がつくと誰もいない。コーンと言う小石の落ちる音に上を向くと、「落石注意」。そんなことを言われても、どうしたらいいんだぁ!そうして頂上はどこだぁ!見かけた矢印は「ロープウェイまで」と言うもので、ここまで来てまだそっちの方が近いのか?足場が悪いので、基本足元ばかり見ているのだが、ちょっと目を横にずらすと岩場のすみに植物が見える。まだ新芽も出ていない状態で、茶色っぽくて枯れているみたいだが、夏には花が咲くのだろう。…なんていうと余裕がありそうだが、現実には見苦しいほど息が上がっている。
溺れそうな人のようにゼーハーとうるさいぐらいだ。ここまで来ちゃったから、意地でも頂上を目指すよ!目指すけど、今、どの辺なわけ??△ PAGE UP

