投稿日:2006-05-22 Mon
「青いレストランの挙動不審者」さて、おのおの方、最も興味のあらしゃるところは、お食事とお風呂でござりましょうぞ。さてもさても、げに申し訳なき事に「ふぉとぐらふ」があり申さぬ。や、や、ご不審のほど、ごもっとも、ごもっとも…って、どの時代の何モンの言葉使いなんだか。でも、ゴトーの正直な心情が、そんな「うそ古典調」を使わせてしまうのだ。
あのね、以前「伊東は、一人では泊まりにくい」という話を書いたが、それは他者の意見でゴトーにとっては「那須のほうが、一人だと行動しにくい」ので、ブログ的に困ってしまう宿なのだ。
されど「ちょっと特別」が売り文句の那須でございますぞ。それゆえに「でぃなー」も「お部屋着」ならざる方が、多く見受けられまする。とどのつまりを申さば、「ゴトー、チョー浮いているぅ!?」って感じなり。窓に近いお席は、だいたいご夫婦。平日だからか、仲良し熟年さん達がほとんどで様子も落ち着いていて、さような中で「ふらっしゅ」をたきまくるのは、肝を据えてかからねばかなわじ。連れ立つものもあれば、話にまぎれて撮りえるものを。心確かならざる身なれば、怖じてかなわざる。これも、恥ずべし、恥ずべし…(ちょっと疲れてきた…)
折角ワインセラーも覗いたことなので、グラスワインを頼んでみた。グラスワインだから、ワインの入ったグラスが来るかと思えばブドウのバッジも眩しいソムリエさんがやってきて、「こちらでよろしいでしょうか?」とクリッとビンのラベルを見せてくれるのだ。うひょー!
挙動不審なゴトーは、気分を落ち着けようと窓の外に目を転じた。
夕闇せまる外には、木につけたライトが瞬き、まだ水の底のような濃い青の中に、ゴルフ場が淡く見えている。「真っ暗になるのはいつだろう」「そうですね、この時分でしたら7時ごろでしょうか」ソムリエさんと窓際の小柄なご夫婦がそんな会話をしていた。その席はボトルで注文したので、ソムリエさんがすっとクーラーからボトルを抜いて旦那さんのグラスにワインを注いでいた。…かあっこいいっ――っ!!
エー、閑話休題…。
ここは、洋館にふさわしく夕食はフレンチのコースである。フレンチといっても昔ながらのではなく、素材重視の創作フレンチなので、(もしかして、ノビル(山菜)?)(味が濃いのは山ウドだから?)と、食べるたびにビックリなことがあっても、しっかりフレンチと言うこの世の不思議。世界三大料理は、「フレンチ、中華とオラが国」という話を聞いた事があるが、フレンチ恐るべし!※良く見るウドは、土の下で栽培されているので白くて柔らかいのだそうだ。
そして、テーブルにはお箸がセットされている。ナイフ&フォークが苦手だったらそれで食べてもいいのだが、途中にご飯が出てくるのだ。普通、西洋料理ではライスはサラダの素材なのだが、ここではお茶碗に入ってお漬物を添えた「ご飯」として出てくる。「混ぜご飯」とあるが、今回のご飯は一見、真っ白で普通の白米。食べるとダシで炊いたのか味がついてて、「何か」入っている。混ぜご飯だからねぇ。
でも、何が入っているのか真っ白でわからない。歯ざわりは野菜らしい。といっても大根飯じゃないよ。なんだかわからないのと、ご飯が美味しいので、ぼちぼちセーブしないと後が続かない「小食王」なのに…ご飯完食。メイン料理の魚部門は「トラウト」。サーモンとどう違うんだトラウト!なんでサーモンピンクで、美味しそうなんだ!良くわからないのだが、海に行かない鮭科の皆さんが「トラウト」らしい。トラウトならみんなピンクの身なのかと思ったら、身の白いニジマスが「レインボートラウト」とネットで書かれていた。魚関係も詳しくないから、またちょっと小さい脳ミソにナゾを増やしてしまった…。
いや、食べてる時はそんなことは考えていない。むしろ考えなさすぎ。メイン調理の肉部門は「チキン」なのだが、赤茶色なソースは温野菜にも良くあうし、チキンも切り身状になっていて、さっぱりササミちゃんや脂がのっているのは胸肉?そして、今一口で食べちゃったけどレバーまで入っているんだぁ。いろんな部位が楽しめて…お腹いっぱい…。「お腹いっぱいですか?」ソムリエさんに声をかけられるまでもなく、許容量をとっくにオーバーしてゴトーは目点がさ迷い始めた。
何度でも言うが、ゴトーのお腹には、別腹はない。
デザートのイチゴのティラミス、おいしゅうございました。カステラでしょうか、スポンジケーキのようなきれいなエッグイエローの焼き菓子もおいしゅうございました。しかしながら、シェフ〜、お腹がいっぱいすぎて飲み込むのが辛いので、どちらかジェラードが良かったですぅ〜(泣)ごめんなさい、残しちゃって…。
そして、窓際のご夫婦ですが、本当に暗くなった時に窓には自分の顔が映る事にビックリしていましたよ。夜景と言うのは外に光がないと窓ガラスが鏡になっちゃうんだよね。外が暗ければ暗いほど、はっきり映るわけで、月の出ていなかったゴルフ場の夜は静かに闇に溶けていた。△ PAGE UP

