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ワンコ後藤

Author:ワンコ後藤
ワンコ後藤と申します。
町の変なモノを愛し、たいがい徒歩で移動します。
共立の社員であり、ホテルとその近隣を紹介します。

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旅行記じゃないけれど(一人旅困難録)
 うちの常務は、言う。
 「良く一人で旅をするよなぁ。自分は絶対ダメ。寂しくって」
 落着きが無い旅である そーかなー。一人って自分で何でもやらなくちゃならない。探したり、調べたり、決めたり、憶えてたりしなければならないから、寂しがっている暇は無いと思うのだが、みんなはどう?
 「でもさあ、移動の時とかつまらないし、食事の時とか一人じゃ侘しいじゃん」
 だがしかし!旅行記にもあるとおり、何故だかゴトーの周りにはワンダーな出来事がゴロゴロしていて、おおむね「大変」である事が多い。ちなみに「類は友を呼ぶ」らしくて、仲間で行動しても常に誰かが「末代までの語り草」になるような出来事を起こしてたりハマってたりするので、ひとえにゴトーのみになせる技じゃないらしい。
 世の中は、いつも不思議や、大変や、ビックリに満ちている。
 友人によると、たまにゴトーも「不思議やビックリ」に加担しているそうだ。そんなわけでゴトーは一人旅でも、結構楽しい。

 で、先に謝っておきます。
 「うるわしい話じゃなくで、申し訳ない!」
 一人旅で一番困った事とは、「トイレに関して」だろう。自分の都合でいけるという自由と引き換えに、何かの列に並んでいたりすると「不都合度:1」くらいには困ってしまう。まだそれは、「近くの人の温情にすがる」と言う解決方法が無いじゃないので、差し迫ったピンチではないのだ。
 トイレが無いとか混んでいるとかは、一人旅のピンチではない。いつでも誰でも起こりうるピンチだし、ちり紙が無いと言う事はほとんど無いくらい、ゴトーはあちこちのポケットに入れているのだ。
「どうして自分は今、一人旅なんかしているんだろう?」
 そう思ったのは、まわりに人が居ない、とある田舎のトイレであった。
一つは、狭いトイレだった。
和式のそれを取り囲む壁は「どうしてそんなに迫ってくるのっ?」と思うような、とりあえず使用可能な広さしかない。たぶん、曙とかは入れないと思う。簡易移動トイレの方が広いんでは…というようなトイレだが、清掃は行き届いていてキレイだった。
さて、どうしたものだろう… 問題は、旅行の最終日でゴトーの両手にはお土産の袋が握られていて、背中のカバンもいつものより大きいということである。せめて荷物を置く棚とか、フックでもあればいいのだが無情にもパイプのジョイント部分も丸くツルッとしていて、荷物を預ける先が無い。しかも、掃除したてらしい床は、ビッチャビチャに濡れていた。「誰か〜…」
いやぁ、あの時は本当に大変だった。(ニヤリ)
 もう一つ、逆に広すぎてピンチに陥ったこともあった。
紙もね、ゴトーぐらいじゃないと取れないんじゃ?って所に… それはムダに広いとしか言いようが無いほどで、元はトイレではない所を改造したのかもしれない。あまり手がかけられていないらしいソコは、カギが緩くて、おりしも強風にドアがギーギーと揺れて、いつコントのように「バターン!」と開くかわからないスリルに、非常にビクビクだった。手を伸ばしてもドアに届かないのが、もどかしくて困ったものである。
 誰か居れば「持ってて」「押さえてて」と頼むので、どちらも記憶にも残らないような出来事なんだけど、一人旅ならではの忘れがたいピンチとして憶えているのだろう。
 もうずいぶんと昔の話である。
 そこがどこのトイレだったかも忘れたけれど、一人旅で困った事というと何故か真っ先にそのことが思い出されるのだった。
 


旅日記 | 15:46:28 | Trackback(0) | Comments(0)