投稿日:2006-03-27 Mon
「フリーパスを使おう!」そういえばゴトーのチケットもフリーパスじゃないか。「賽の河原」で黄昏ている場合じゃなくて、折角だから使いまくらなければ勿体無いような気が、段々につのってきた。
「芦ノ湖ときたら、やはり船か?」でも、ここで逸ってはいけない。お船の会社は2社あるので、ちゃんと乗れるほうの船着場に行かねばならない。キップ売り場にはちゃんと「○○のキップでは乗れません」と紙が張られている。キョロキョロした挙句、係りの人にも切符を見せて確認の上、やってきた外輪船に乗り込んだ。外輪船といえばアメリカンな白いお船だ。船に乗るのはずいぶんと久しぶりだ。あー、写真撮ればよかったなぁ。
1F席の前方のドア近くに座ったら、人が出入りするたびにどんどん風が強くなっていくような気がしてきた。この時はまだ日が射していたので、「なんだか、寒いかも」程度で済んでいたのだ。ドアが閉まっている限り安泰である。
しかし、そうじゃなくても風がビュービューで、しかも先頭だから一番激しいんじゃないかと思うのだが、とっかえひっかえ記念撮影の人々がやってくる。船首を背に写真を撮るので、こっちを向くので目が合って、ちと照れちゃうぞ。卒業旅行だろうか、満面の笑みでピースとかしているが、女の子たちの髪の毛はゴーゴンの様なエライ事になってる。なんにしろ、若いと言う事はいいことだのう。船ときたら、お次はロープウェイだ。芦ノ湖を渡る時も、半欠けの富士山がちょこっと見えただけだったが、こっちはまるでお話にならない。昔、夕日の富士山をここで見て、その素晴らしさが忘れがたいだけに残念である。
このロープウェイは大涌谷で途中下車。本来乗り換えだが、早雲山までの続きが点検中とかで、振り替えバスになってしまうのだ。「乗り物に乗ろう」という趣旨なら、バリエーションが出てよかったねという事だが、とりあえずは玉子茶屋のある自然研究路に行くのであった。
「おわ―――っ!」外に一歩でたら、朝の天気がウソのように、寒い!そして、風が強い!ガイドブックを出した時にホックし忘れたバッグに頭を叩かれながら、真っ白いガスだか雲だかの流れる坂道を歩く。
白い塊にまかれて、おそらく韓国のご家族の子供がキャーキャー言って手を振っていた。「くさい」といっているのか「見えない」といっているのかわからないが、なんにしろ楽しそうだ。ふとみると、たぶん中国の方とか、多分アメリカの方とか外国の観光客がケッコーいらっしゃる。晴れていればここは富士山のビューポイントなだけに、見渡す限り真っ白で残念だったねぇ。
で、玉子茶屋に来ると日本人はつい玉子を買ってたべてしまうようだ。そのマネッこなのか、ガイドブックに「玉子を食べろ」と書いてあるのかわからないが、テーブルを囲んで国境を越えた「ひまわりをもらったシマリス」状態で、外国の方も一心にカラを剥いているのは、なんだか微笑ましかった。皆さん、長生きできるといいねぇ。
ちなみに、ここの黒玉子は1個で7年の延命であるらしい。6個500円で、バラ売りはしないのだ。日持ちは2日で、すぐに食べきってしまう事が好ましい。一袋で、6×7の42年だから大変なものだが、一人で食べきるのはコレステロールが心配だよね。ま、昔、やった事あるけどさ、…テヘッ。(とりあえず、大丈夫でした。延命効果と相殺か?)
そんなこんなで、ケーブルカー乗り場の駐車場横売店の所まで戻る。この裏手から自然探勝路というのが伸びているのだが、そこを行ってしまうと「姥子」に逆戻りという事と、色々お時間的な問題があるので行きませんでしたとさ。ちなみに、大涌谷からは下り坂だけど、姥子からは上り坂になるという事を頭に入れてチャレンジすると良いかもしれない。以前に行った時は「雨上がりの道はドッキドキ!」といった感じの、割といい感じのハイキングコースでした。珍しくご夫婦のハイカーとすれ違って、ズーーッとそんな登りを歩いてきた奥様の顔が真っ赤だったのが印象的だったけど…。早雲山までバスで行ったはいいが、ケーブルカーとの乗継が悪かったざんす。十分ちょっとの「待ち」という、少々ハンパな時間帯である。前はわざと早雲山で、大雄山別院まで行って大きな天狗の下駄とか見に行ったが、それも往復の時間を考えるとなぁ…。
なにより、寒いざんすっ!ニジニジと売店ににじり寄って、甘酒を飲んだけれどコレがまた、「甘っ!」。甘酒が甘くて文句は無いが、神田明神前の江戸時代からの老舗の味に最近は馴染んでしまったから、やっぱりちょっと甘さが違うの…。でもアツアツの甘酒効果で、体が温まった頃にケーブルが来た。ケーブルと登山鉄道は乗継が良かったんだけど、ここでパンパンの袋を下げたお母さんと娘さんという組み合わせ、やたらと目に付いた。どうも私立の女子中の入学手続きの日か何かで、必要な小物を一緒に買ったのだろうと思われる。娘さんのほうは「モウクタビレチャッタ」って顔をしているが、それ以外はさばさばとした様子でこれからの生活必需品が詰まった袋を抱えて座っているのを見て、思ったより春が近くまで来ていたんだなぁと、なんだかしみじみしてしまったよ。
*役に立たない注訳は、本当にしょうも無くて済まない。
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