投稿日:2006-01-06 Fri
トンボ玉工芸館では、待ち時間が長いからと近くの絵本美術館の割引券なども頂いたが、とにかくゴハンである。小食王といえども、お腹は空くのだ。伊豆高原には「やっているのか?」と思うような店から、小ジャレたアンティークショップを兼ねたお店とかもあるので、ブラブラと物色の後、いい匂いに引かれてパンとお菓子の店の二階でやっているレストランへ。作戦としては「ここで長居をして時間をつぶす」方針である。前回も言ったが、飲んだり食べたりには取材費は出ない。自腹なんだから余計な事はしたくないし、食べるにしたって折角ならナットクがいったものを食べたいじゃないですか。それもゆっくり味わいつつ、「人生は出来るだけ楽しく」という、ゴトーにしては珍しいパターンである。うっかりするとおにぎり食べながらずーっと歩いて、「お前は江戸の抜け参りの奉公人か!」っていう、ノンストップで食事軽視なことはたまにするけれど、…別にそれで不幸ってわけでもないんだけどね。
お店に入ったらオーダーを取りに来るまで本を読んで、オーダーも時間がかかりそうな「自家製ハンバーグ」にしてみた。パンなんかもちびちび食べてね。あ、でも、さすがパン屋のパンだけあって柔らかくて美味しい。そしてハンバーグもつなぎに生パン粉を使っているのか、しっとり柔らか系で女性向な感じだった。の〜んびりコーヒーを飲んで、会計を済ませた後トイレを借りたら、ドアの外で店の人がゴトーを待ち構えていた。
「お忘れ物です」うひゃー!デジカメ忘れているがな!!イカンがな、こいつも自前なんだしっ!馴れない事をしてノンビリしすぎである。激しく汗が吹き出る。「あう〜…」逃げるように坂を上って工芸館へ戻った。
丁度一時間で、顔を見るとすぐにトンボ玉を渡してくれた。熱で茶色かったりなんともいえぬ色合いだったトンボ玉はこんな感じで出来上がっていた。水色ベースの「波」と、濃いグリーンベースの「目ん玉くん」である。トンボ玉の「目ん玉くん」柄は、中東だかなんだかでは魔よけのアイテムの模様だったと記憶している。そのうち紐でも通して首から下げよう。「次に来た時は、二度目ですっておっしゃってください」そうか、リピーターとして待たれているわけなのね。最後に日向ぼっこ中のラブちゃんを撫で回して、今来た坂をまた下っていった。
世に「ランナーズハイ」という言葉があるが、こうした気持ちの良い日は歩いているだけで「ハイ」になっちゃって、るんるん♪と踊るように歩いてしまう。そのうち左手に海、右手に大室山の全景が見えてきた。抜けるような青空だし、この分なら今、山から見える海や島もさぞやと思った所で、ふと疑問が頭をよぎる。(山が右手?)ゴトーは、伊豆高原駅に行くのであって、その場合山を背にして海に向かって歩かなきゃならないはず。…地図を見る。「はうっ!!」完全に行き過ぎである。どこまで歩いていくつもりなんだか。慌てて戻るが、こんな調子だから昨日も歩き回って筋肉が張っているフクラハギが「明日になったら覚えていろ!」といわんばかりのキシキシした感じになっている。
そんなわけで膝や股関節の軟骨も堪ったもんじゃないだろう。下り坂だから息が上がって苦しいという事はないが、ゴトーもそんなに若くないんだから転んだら事だぞと、…思うんだけど、思うだけ!「ほ〜っほっほっ!(高笑い)」ズンズカ歩き続けて、坂が少し緩やかになった辺りから両脇の木が桜な事に気がついた。△ PAGE UP

