投稿日:2006-01-26 Thu
「待てば海路の一人旅」まるで浅草の地口灯篭に出てきそうなフレーズである。広島に行った時は、1日目が陸路編で、2日目が海路編であった。広島の宇品港から船に乗って江田島へ、更に宮島へ、そしてまた広島に戻ってくると言う一日乗船券があったので、フル活用をしたのだ。でも、いかんせん乗り継ぎが悪くて、待ち時間が素晴らしく長くて、ぼんやり海を眺めながらそんなバカな事を考えていた。
江田島といえば今は海上自衛隊の学校が、昔は海軍士官学校があるところである。当然ゴトーの弱点を真っ向正面からドーンと突いて来るものがある場所なのだ。それでも行くのにはちょっとした訳があるのだ。西日本で一番キレイなレンガ建築があるというのと、
実に私的な事だが伯父さんがここの出身者なのである。後日、「江田島に行った」と言う話をしたら、「なんだ、言ってくれたら一緒に行って案内したのに」と言われたが、かなりドラマチックな半生を伝え聞いているので、マンツーマンでそんな話をされた日には大号泣であっただろう。
戦争自体はよくない事だし、何だか難しい話がくっついてくるものだが、江田島の明治・大正も洋式建築物の素晴らしさは、確かにピカイチ!一見の価値ありですぞ!!高級レンガは今も表面がつるつるだし、しかも美観のために最初から電線は地下に埋めたんだって。だから、↑このスッキリぶりを見てみて!
それに雨どいまで建物に←埋めてフラットにしたり、上の階が寮だった時代は表側に面した窓に物を干すのも禁止した、心憎いほど洗練されたセンスには「すごいよ、明治の人っ!」て拍手喝采ものである。ちなみに、ここは見学時間が決まっていて、敷地内はガイドの人が付くツアーである。
ま、ある種軍事施設なわけだから当然かもしれないけど、寮生のためのコンビニや自販機の業者の人とかもいて、見学者相手のお土産屋さんもあるので、なんとなく変な感じだ。ツアー客は、やはり平均年齢は高めだが、問題の資料館内も『一人じゃないってステキな事ね♪』状態で乗り切った。…ま、それなりに辛いけどね。あと、「わー、やっぱりここ人はすごいや」と思ったのが、列を作って歩くとカーブもほとんどはみ出しの無い一直線で、二人以上で歩いている人達は、きっちり歩調が合っていた事。当たり前と言えば、当たり前なんだろうけど、最近そういうのって高校野球だって見ないから。
それにつけても、寮生の脱走防止のためじゃないと思うのだが、学校からのバスと船の乗り継ぎが、よくない…。
ツアー終了からバスの時間もたっぷりあったがそれは食事とかに当てるのでまだしも、船着場の周りにも何があるわけではないのに、たっぷり待たされた。で、マンホールなんかを見ていたのだが、広島市内はパターン柄だったが流石にここは「さくら」だった。「碇」が付いていないのがむしろ不思議だ。「瀬戸は日暮れて、船は貸切」
船に乗ると、途中にも小さな島があるし、昔からこの辺は船が交通の主流なんだと言うのが、すごく良くわかる。水軍なくして中国・四国地方は語れないのだろう。波をかき分けて海上を走ると「よっしゃ!行くぜ!」という気持ちになりそうなものだが、ゴトーの置かれた状況ときたら「おだやかな海&やや古めな船内+客2名」と言う、うららかで静かな時間が流れていた。
ゴトーは、十年ぐらい前に宮島に行った。行く予定じゃなかったのだが、友人いわく「清盛が、来いというのよ」というのだ。呼ばれたからには、仕方が無い。確か宮島の船着場に巨大な清盛像が立ってて、「これが来いと呼んだのか」と笑った記憶があったのだが、今回はそれは居なかった。この年は台風が多い年だった。あるいはその前に居なくなったのかもしれないが、十年前も台風でやられて大鳥居がネット掛けだった。
今回は更に本殿が激しく痛んでいた。見学ルートもショートされていて、鎧とかも見たような記憶があるのだが、見学料が値引き料金だったくらいだからそういうのも無かった。あるいは修理代を稼ぎに「お宝公開ツアー」に出てしまったのかもしれない。これは江戸時代から寺社関係の常套手段である。それにつけても、いつゴトーは、完璧で美しい厳島神社を見られるのだろうか…。メインの厳島があっさりしてしていたので、「裏道こまこまルート」を歩き回った。
土産物屋さんが連なる路の一本裏には、古い社家(しゃけ:宮司さんの家)があったり、何でもない家でこんなものが窓ガラスに貼られていたりする。手の大きさが29センチって、足のサイズ並みじゃない?ちなみにリアル・ワンコの手の大きさは18センチだった。皆さんはどう?
そうこうしているうちに、瀬戸は日暮れて夕波小波である。ちなみに要害山の途中から撮影。お墓を作っちゃいけない神の島なのに、戦争とかしていたとはねぇ。ごめんね、毛利さん達の歴史に疎くて。階段が急で、足元は鹿のフンが多くて、ある意味とても危険な斜面なので、途中で退散した。最終便の船に乗れないと大変だから足早に行くと、ついにお客はゴトー一人だった。ピンク色と淡い紫のロマンチックな海を独り占めクルージング(笑)である。もし「自分は気が長い」と言う自信があるならお薦めの一日コースである。宇品港に戻った時は、すっかり真っ暗になっていた。ちなみにゴトーはこの日はすでに、ドーミーイン広島はチェックアウトしていたのであった。さあ、ワンコの明日はどっちだ?投稿日:2006-01-24 Tue
「ドーミーインにも泊まった事はあるのだ」たまに「イン(ビジネスホテル)にはいかないの?」と聞かれるのだが、実は一昨年にインでも旅日記を作ろうかと言う事があったのだ。それで広島まで行ったんだけど、その時は結局形にはならなくて、いつの日にかは日の目を見せてやりたいものだと思っていたら、1年2ヶ月が過ぎてしまったのだ。だから細かな情報が少々古くなっちゃって、今更一本の旅日記にするのもなぁ…と言う感じになっちゃったのだが、こんな所にいってこんなことを考えたというのだけ、もったいないのでちょっとご報告だけしておこうと思う。
広島は行った事の無いところだったので、地図をしげしげと見ることも無ければ、穴子が名物と言う事も知らなかった。この仕事のおかげでゴトーの地理的知識は、ずんすん増えているんじゃなかろうか。(↑広島に行った証拠の品)
流石に世界遺産指定の街なので、あちこちに案内の道標やタイルが路に埋まってたりするし、歩道も広くて観光客には優しい町であった。イン広島から、歩いていける所にも隠れ喫茶店などの面白い店もあって、楽しい所なんだけど…。ゴトーは近・現代史が、ダメなのである。東京で肉弾三銃士の足の取れた像とか見て泣きそうになったくらい、弱い。100年くらいじゃ血が出そうだ、最低でも200年以上のものじゃないと、怖い。
幽霊とかではなくて、「ナニゆえにこの物体は、こーなってしまったのか」と言うことが、頭の中をぐーるぐると妄想が暴走してしまうのだ。広島ってさ…あっちこっちに「そういうの」があるでしょ。沖縄の時もそうなんだけど、ゴトーは悪意とか嫌悪とかじゃないんだけど、たまに「ひぎゃ―――っ!」って叫んで走り出したくなる。うまい表現が見つからないのだが、哀しくて怖いのだ。…霊感はないんだけどね。
あ、ホテルは別に怖くないよ。廊下や部屋の照明は明るいし、禁煙ルームのフロアに泊めてもらったから臭いも気にならなかったし。トイレのウォシュレット・システムが初めてのパターンで驚いたり、12月だったから外がライトアップされていて、珍しく夜も歩き回ってみたり。しかも、夜に廊下を歩いていたら、誰かが備え付けの電子レンジでチンしたらしくて、すご〜く美味しそうな匂いがして、「どこかの部屋で宴会をしているに違いない!」と言う妄想が…(笑)「広島の市内で歩いた所」
広島城とか原爆ドームとかの定番の所には行ったけど、上記の理由で記念館は、パス。少なくとも1人じゃ入れない…。ぶっ飛ぶ前のドームの写真も見た事があるので、「あそこに噴水が…。アレがアーチ状になっていたんだ…」と、頭の中でボンボンと音を立てて「怖い考え」が炸裂するけれど、それがこのドームの与えられた使命だから見てあげなくちゃいけないんだよね。うんうん。あんまり定番じゃなさそうな所では、「お寺大好き」のゴトーは国宝のお堂があるというので、ちっちゃい電車の駅名にもなっている「不動院」に行ってみた。予備知識は「金堂が国宝」ということのみで行ったら、まずお寺が意外と小さいのにビックリ。元が安国寺であったということに、またビックリ!さらに恵瓊(えけい)さんの安国寺ということにビックリ!!一粒で三度ビックリは、お得なのかもしれない。
有名人のお墓や供養塔もあって、「いや〜、知らなかったッス!」と会社で驚きを述べたところ、「安国寺恵瓊って、誰?」との事。う〜ん、実盛さんよりかは時代も新しいし知名度高いかなと思ったんだが…。ゴトーも詳しくは無いが、秀吉さんの所の外交官のお坊さんで、NHK大河ドラマで秀吉さんが出てくる話の時には、かなりの打率で出ていると思う。
ゴトーにはなんだか「やる気に満ちたお坊さん」という様なイメージがあり、この不動院の金堂も山口県から「いいお堂があるから」とお買い上げで移築したのだそうだ。元は何処のだろうと気になったら、香積寺というお寺で今の瑠璃光寺だそうだ。ここの塔も国宝で、建物に関しても「お目が高い」恵瓊さんは、案外「この塔もいつかゲットだ」とか考えそうだなぁ。(笑)山口の人から見たら、「ちぇっ、うちの国宝だったのに」と思うかもしれないお話である。どちらのお寺も、元は凄そうだなと、楽しい想像が〜。
ところで、この頃は寺に行くと法事に当たる変なめぐり合わせだった。別に電話で確認している訳じゃないから仕方が無いのだけれど、この時もお墓参りの人とバッチリ遭遇!12月の平日だったんだけどね…。少々バツの悪い思いをしたのを、ちょっと思い出してしまった。投稿日:2006-01-18 Wed
「ありがとう!実盛さん!!」ゴトーが最初に旅日記の小冊子を作ったのは、平成15年5月21〜22日の旅行が始まりである。元はと言えば自分用の「お楽しみブック」なので、イラストあり、ナゾの写真ありの、読み物のスクラップブックだった。それが小冊子になったのは、ひとえに「斎藤別當実盛(さいとうべっとうさねもり)」さんのおかげである。
初めて伊豆山に行った時にお墓があり、びっくりして色々人にも尋ねた。

「何で伊豆山に実盛のお墓があるんでしょうね?」
「誰それ?」
「誰って、実盛は武士です。木曽義仲の軍にやられてしまった時に、白髪を墨で染めていた人で、だからお墓は北陸かなんかにあるはずで、…えーと。あ!義仲は実盛の助命活動で助かったんで、その死をすごく悔やんだと言うお話があって、…えーとえーと…(汗)」
平家物語をソラでしゃべれるわけじゃない。耳なし芳一とかじゃあるまいし。平家物語の時代の好きな友人がいたので、「頑固だけどいいおじいちゃんだよね」という、ぼんやりとした認識があるだけだ。
「本当にそんなお墓があるの?写真は?」「写真は…」もうスクラップブックに貼っちゃった…。
で、しぶしぶそれを持って行ったら、途中で蛇には遭遇するし400段以上ある石段は歩き回るし、と言う途中経過のおかしさがもろバレ。
「本当にこんな蛇がいたの?」
「ハイ、ヤマガカシでした」
「変なもの見つけるし、蛇の名前も即答か?ゴトーって変なヤツだなぁ」
そ、それは、昔、兄さんが拾ってきてっ(田舎だな)いや、そうじゃない!そういうのが居たりあったりする、伊豆山が面白いんだ!「じゃあ、その面白い伊豆山を世間に知らしめよう」
かくして「変なゴトー」の「面白い伊豆山」の旅行記が作られたのだった。それが今じゃ、形が変わってブログになって、復活連載である。
ありがとう、実盛さん!あなたのおかげで今のゴトーがいる訳です!
「前の冊子は作るのが大変」
今も下書きをしているが、小冊子の時は自分用に造るにしても文章は何度も書き直しをしている。でも、スクラップは、元が手書きで編集やデザインの仕事も勉強もしていないので、普通の人にはかなり見難いと思う。悪筆の上、誤字に気が付かなかったり、あっちこっちに矢印が付くイラストだったりなので、この冊子を作ってくれた人の苦労はイカばかりがと思う。全部は載せられないので、小見出しや何かを付けて、コンパクトに編集してくれたのであった。そして、間抜けは伝染するのかもしれない。
割とやられたのが、「民俗資料館」→「民族資料館」の誤変換。どちらも資料館としてはありそうだが、小さい町の場合は「民俗」である事が多い。そして、社内の人も見ているはずなのだが、ゴトーが間違った人名に気が付かないということも…。ズサンだったなぁ(笑)それでもその時は一生懸命なんですよ。ただ、一生懸命すぎて訳がわからなくなっているだけで(ダメじゃん!)
その点、ブログはこっそり誤字が直せていいね。内容の間違いは、「ごめんね訂正文」を出しているので、最初に読んだ文とはちょっとずつ違うかもしれなくてよ?(極力気をつけてはいるんだけどね〜)
もし間違いを見つけたら、「ププッ」と笑いながら教えてくださいね。「バーロー!」なんて書かれたら、ゴトーはすぐにヘッコンじゃう根性なしだから。ホント、お願いしますよう。

そんなわけで今も昔の小冊子を見ると、イヤな脂汗がでる。毎日読んだらダイエットになりそうなくらいだが、断食以上にあまりに不健康なダイエットなので、とりあえず今もせっせと歩いているわけだ。
投稿日:2006-01-11 Wed
桜の木は駅のほうまでずーっと続く。3月末には桜まつりがあるそうなので、その頃は多分すごく賑やかなんだとおもう。歩道でもないのに店の前が広いのは出店を出すんじゃなかろうか。だってね、木が結構大きくて立派なんですよ。桜の代表選手の「ソメイヨシノ」は江戸時代に作られた人工交配種だから、樹齢何百年の大木ってのは確かないと記憶している。
頑張っても二百年くらいだろうか?病気や何かにすごく弱くて、「桜折るバカ、柿折らぬバカ」という言葉は、桜は枝を折るとダメになるが、柿は枝を折らないと沢山実がつかないからという、実践的なコトワザなのだそうだ。ちなみに根っこを踏むのも厳禁である。お花見の際には、その辺のことを忘れずに見て欲しいと「痛々しげな桜」を見る度に思うゴトーなのであった…。ここは結構大きな木があるので、大事にされているんじゃなかろうか。
直線道路になってからは、前は海!しかも建物まで見えるくらいにくっきりと大島がドーンと見える。「良いねえ、豪勢だね」その隣のはあんまり目がよくないゴトーにも利島らしき三角形が見えるほど、穏やかで色鮮やかな海の色である。そして振り向けばヤツ(大室山)が、やっぱりカキーンと青一色の空にいかにも子供が描くお山っぽい姿を見せている。蛇行しているからアレだが、直線は結構近いのかもしれない。坂道からは、ドッグフォレストの犬さんたちがちらほらと見える。でもそこは、いろんな意味で危険な場所だ。一応、収容はされないだろうが、うっかり気の合う犬さんがいたら、「一緒にお家に帰ろう」と涙目になってしまうかもしれないからだ。そんな事を考えていたら、また少し行き過ぎかけてしまった。あああん、も〜!!
駅に付く頃にはもうすっかり夕方になってしまった。伊豆高原駅に足湯があって、その裏手に(表?)手湯もあったので、何も考えずに手を入れたらこれが、「ひゃっほー!」…嬉しいのではない。メチャメチャ熱い!ビックリして手を振りながら飛び上がってしまったのだ。良く見たら、「熱いです。気をつけて」と書いてあった。気をつけても熱いもんは熱いと思うのだが、心頭滅却してから手を入れるべきだったのだろうか。ちなみに足湯の方はなにやら父と息子(推定8才)が語らっているので遠慮をしたが、まあ息子が入れるのだか足湯の方は適温なんだろう。伊豆高原駅はお土産やが充実しているので、そこを少し見ているうちに電車の時間が来てしまった。長いようで短い2日の旅はもう終わりである。ぼんやりと海と斜面だらけの車窓からの風景を見ていて、「こうして見ると伊東って東海岸では土地が広いんだな」と思った。思えば曾我の仇討ちは、土地相続問題がこじれたからだから、祐親さん達がこの土地を手に入れたくて色々やっていたのも無理はないのである。伊東は伊豆の武士の憧れの土地だったんだと、たそがれの空に感慨深かったねえ。後日談(お土産編)
例によって、役に立たない土産話である。伊東といえば、土産は干物とか温泉饅頭とか、ミカン製品なんだろう。あ、シラスや桜えびも良く見かけるよね。シラスは旨いのだが、高いんだよね。割と何回か行くと、このメーカーとか選んだりするようになって目新しいものってなかなかないよな〜と思っていたら、こいつに出会った。
「なんじゃこりゃ?」カマボコが山芋の周りをすっぽり覆っている。山芋は火が入ると「ほっこり」という口当たりになるのだが、これはどう見ても「生」!試しに買って食べてみたが、やっぱり「生」!しかも皮付きの山芋で、カマボコ部分とっぽったりとくっついているのである。カマボコは蒸して作るんだよねぇ?そうしたら、山芋はどうして「生」なんだろう??しかも、緑色の色合いがキレイだったから「ワサビ」を買った。最初はそれほど感じなかったが、、スライスを一枚、二枚と食べていると次第に鼻の奥がツーンとしてきた。「しんじらんないっ!何コイツ!」…いや、落ち着け。コイツはワサビなんだから、当たり前なんだ。三分の一ほど食べて、ハナをかんで、冷蔵庫に仕舞った。ゴトーには落ち着くための冷却息間が必要だった。しかし、次の日、やっぱり「何でなんだコイツは!」と叫びながら食べていた。…結構気に入っているぞ、ゴトーってば。
それに対して、お茶でよしビールでよし、「ああ、あの時は…」と一人反省会の時に口を動かすのにいい「合いの手」なのが、ウェルネスの森伊東の部屋置きの珍味君である。今回は買わなかったから、名前が思い出せない。すぐに電話だ。「金目鯛旨み焼きですか?」…ああ、結構そのまんまの名前だったんだ。なんか横丁のご隠居のような渋いくて安心できるヤツである。お土産なら甘いお菓子以外では軽くていいぞう。後日談(筋肉痛編)
何だかんだで連絡をすると「また来てくださいね。今度ご一緒しましょう」と森田さんが言ってくれるのだが、2日目も21320歩で、二日で4万歩である。
「明日になったら覚えていろ!」と主張をしていたフクラハギは、予告どおりというかそれ以上の激しい反撃ぶりであった。最近の運動不足は問題だと思っていたが、ここまで足が弱っていたかと思うとガッカリである。こんなゴトーですが一緒に歩いてくださいますか、森田さん?【2日目の地図】やっぱり良くわからないかも

投稿日:2006-01-06 Fri
トンボ玉工芸館では、待ち時間が長いからと近くの絵本美術館の割引券なども頂いたが、とにかくゴハンである。小食王といえども、お腹は空くのだ。伊豆高原には「やっているのか?」と思うような店から、小ジャレたアンティークショップを兼ねたお店とかもあるので、ブラブラと物色の後、いい匂いに引かれてパンとお菓子の店の二階でやっているレストランへ。作戦としては「ここで長居をして時間をつぶす」方針である。前回も言ったが、飲んだり食べたりには取材費は出ない。自腹なんだから余計な事はしたくないし、食べるにしたって折角ならナットクがいったものを食べたいじゃないですか。それもゆっくり味わいつつ、「人生は出来るだけ楽しく」という、ゴトーにしては珍しいパターンである。うっかりするとおにぎり食べながらずーっと歩いて、「お前は江戸の抜け参りの奉公人か!」っていう、ノンストップで食事軽視なことはたまにするけれど、…別にそれで不幸ってわけでもないんだけどね。
お店に入ったらオーダーを取りに来るまで本を読んで、オーダーも時間がかかりそうな「自家製ハンバーグ」にしてみた。パンなんかもちびちび食べてね。あ、でも、さすがパン屋のパンだけあって柔らかくて美味しい。そしてハンバーグもつなぎに生パン粉を使っているのか、しっとり柔らか系で女性向な感じだった。の〜んびりコーヒーを飲んで、会計を済ませた後トイレを借りたら、ドアの外で店の人がゴトーを待ち構えていた。
「お忘れ物です」うひゃー!デジカメ忘れているがな!!イカンがな、こいつも自前なんだしっ!馴れない事をしてノンビリしすぎである。激しく汗が吹き出る。「あう〜…」逃げるように坂を上って工芸館へ戻った。
丁度一時間で、顔を見るとすぐにトンボ玉を渡してくれた。熱で茶色かったりなんともいえぬ色合いだったトンボ玉はこんな感じで出来上がっていた。水色ベースの「波」と、濃いグリーンベースの「目ん玉くん」である。トンボ玉の「目ん玉くん」柄は、中東だかなんだかでは魔よけのアイテムの模様だったと記憶している。そのうち紐でも通して首から下げよう。「次に来た時は、二度目ですっておっしゃってください」そうか、リピーターとして待たれているわけなのね。最後に日向ぼっこ中のラブちゃんを撫で回して、今来た坂をまた下っていった。
世に「ランナーズハイ」という言葉があるが、こうした気持ちの良い日は歩いているだけで「ハイ」になっちゃって、るんるん♪と踊るように歩いてしまう。そのうち左手に海、右手に大室山の全景が見えてきた。抜けるような青空だし、この分なら今、山から見える海や島もさぞやと思った所で、ふと疑問が頭をよぎる。(山が右手?)ゴトーは、伊豆高原駅に行くのであって、その場合山を背にして海に向かって歩かなきゃならないはず。…地図を見る。「はうっ!!」完全に行き過ぎである。どこまで歩いていくつもりなんだか。慌てて戻るが、こんな調子だから昨日も歩き回って筋肉が張っているフクラハギが「明日になったら覚えていろ!」といわんばかりのキシキシした感じになっている。
そんなわけで膝や股関節の軟骨も堪ったもんじゃないだろう。下り坂だから息が上がって苦しいという事はないが、ゴトーもそんなに若くないんだから転んだら事だぞと、…思うんだけど、思うだけ!「ほ〜っほっほっ!(高笑い)」ズンズカ歩き続けて、坂が少し緩やかになった辺りから両脇の木が桜な事に気がついた。投稿日:2006-01-05 Thu
明けましておめでとうございます。また今年もおバカちゃんなワンコの迷走旅行記にお付合いのほどよろしくお願いいたします。
とはいえ、まだまだ去年の伊東旅行の続きである。別に大室山だけに行ったわけじゃなくて、そのふもとの「さくらの里」にも行っているのだが、その前の日(12/7)にも桜を見ているのできっと咲いていると思ったのだが、ウェルネスの森伊東に行く途中の松川沿いの方が咲いていたかも。小さくて白い花の冬桜が、あちらにポツリ、こちらにポツリと言った感じで、園内をブラブラ歩き回るのだが、少し寂しい。
ところが歩いていると、どこからともなく「桜餅」の匂いがするじゃないの。どこかの木から匂っているらしくて、しばらく探したけれど結局わからなかった。そういう匂いのする桜があるのは知っていたけど、なんという桜だか忘れちゃった。桜も種類がいっぱいあるしね。大室山を背にしてバス通りをブラブラと下る。伊豆高原には、ガイドブックや観光マップを見るとあっちこっちに美術館や工房やお店屋さんが密集しているようであるが、実際行ってみると確かにあるんだけど予想外に小さかったり、お店によっては土日しかやっていないようだったり、工房も普通のお家っぽくて見学とかも予約が必要だったりするので、お出かけの前には行きたいところには事前に確認の電話をかけたほうがいいかもしれない。ゴトーのように行き当たりばったり、犬と目が合っていきなりトンボ玉製作にチャレンジというのは、少々キケンである。無知ほど怖いものはありませんぞ、皆の衆!
ガラス工芸の知識がまったくないゴトーは半分以上が「わ〜い、大きな犬さんがいる〜♪」と言う感じでふらふらと入って、「体験ですか?」と聞かれて元気良く「は〜い」といったものの、何をやるのか良くわかっていない。しかも会社でブログをやっているが、こうした出費は自前である。¥3500でトンボ玉が2個作れるのだが、高いのかどうかも謎。トンボ玉とはでっかいビーズで、紀元前から各国で作られていた事位しか知らない。工房にいた犬さんは追い出され、ごわごわのエプロンを着けてバーナーの前に座るにいたって、「うーん、写真が撮れないぞ〜?」という事に初めて気が付く。遅すぎである。
体験はカンタンに言うと、色付きのガラス棒を溶かして棒に絡めて丸くして、柄をつけて完成ってわけだが、敵(ガラス)はすごい高温の上、すぐに固まっちゃうのである。初心者はほとんど工房の人がやってくれて、その作業を見つつ、自分でできる事をさせてもらうのである。できる事なんて色柄を決めるとか、ちょっと棒にガラスを撒きつけるなんだが、なんせバーナーの温度は1000度を越えているそうで、ちょっとしたことが意外とキケンだったりするのだ。

不幸にして無知なゴトーと教えてくれる先生の背格好が同じくらいで、肘を上げて細かな作業をしていると手元が見えない。手元を見ようとして首をかしげて叱られて、熱膨張でエプロンの膝に飛び散ったガラス片を払い落とそうとして叱られて、ころころって成形するのに失敗して叱られて…すんませーん!ガラス工芸、甘く見ていました!!そして、嫌になるほどゴトーったら不器用だぁ。以前土産物屋で「わー、ちっちゃいのに高〜い」とかいったことがあるが、ハンドメイドは仕方がないって、よ−くわかった。アレは、技術料なんですよ、皆の衆!!
困った顔のゴトーのトンボ玉は先生の手でまん丸に直されて、バーナーの写真を撮りたいといったら「もしかして作っている所を取りたかった?もう一度座って写真撮る?」いや、むしろ先生の作っている所を写したかったが、…それより最初にいた犬さんの写真を撮りたいといったら、「ああ、ラブちゃんは写真が好きだから撮ってあげて」とおばさんが椅子で寝ていたラブちゃんを写し易い所に出してくれた。
安眠中をすまんのう。ところが、後から入ってきたアベックの方に気をとられている。見かけによらず「ヤジ犬」だな、おぬし(笑)トンボ玉は、一時間かけてゆっくり冷やす関係で(急に冷やすと壊れちゃうのだ)、12時になった事だし完成までお昼を食べる事にした。
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