投稿日:2005-12-28 Wed
翌8日には、古代米+トロロの朝食を食べて、「11時頃までいましょうね」という老姉妹らしいご婦人たちの声を背に、朝も早くからリュックを背負ってカウンターへ。「森田さんはいますか?」「まだ出ていません」そうか、まだ9時前だしね。くれぐれもよろしくと言って、伊東駅まで送迎のバスに乗って行くんだ。あ!初めて乗ったよ、送迎バス!!いつも歩きか、ツアーの仕事で貸切バスで来るし出て行くから、送迎バスにお世話になった事がなかった。初バスは、おまけに貸しきり状態。すみません、ゴトー一人のために…。そうして着いた伊東駅からは、またしてもバス。始発から終点までだが、飛騨高山と違って乗りであると言っても40分くらい。もはやゴトーの身体の中では、「ぼちぼちかな」って距離である。
終点のシャボテン公園の前には、大室山がポーンとそびえ立っている。さして高くないから歩こうかと思ったら、徒歩による登頂は禁止されているとかで、しょうがないからリフト乗り場へ。リフトなんて、最後に乗ったのはいつだ。スキーに行かなくなってもう何年だろう。
ペアリフトに一人乗り、「寒いなぁ」と思わずつぶやく。…いや、マジに寒いぞ?日陰だし、風吹いているし、段々身体が小刻みに震える。下を見たら枯れ草に、白く粉を吹いているように霜がついている。「ここは冷蔵庫のチルド室かよっ!」(さま〜ずっぽく叫んでみる)でも、幸い頂上は薄日が射していて、少し暖かかった。
この大室山は富士山のお姉さんである。自分がブスであるという自覚があるから美人の妹に背を向けて身をかがめているのに、空気を読めない妹は「お姉さ〜ん、どうしたのぉ?」と伸び上がって顔を見ようとしているのだという話を聞いた事がある。姉さん581m、妹さん3776m。伸び上がりすぎですぞ、此花咲耶姫ってば!そうそう、「飛騨高山編」で、雲海の山を見たことないって言ったけど、わりと富士山って、頭を雲の上に出し〜♪って感じだよね。見てるじゃん、雲海の山(笑)そして今もバッチリ富士山は雲から顔を出して大室山を見ているようである。
富士山の反対が海だ。相模湾であり、太平洋である。「ほわあっ!」海が、雲の切れ間の光で白い砂を撒いたように銀色に輝いて、伊豆七島が薄墨で描かれたみたいに、雲間から垂れる光のカーテンに淡く光って見える。…神々しいと言う事は、確かにこの世にあるものだ。風で光の具合がどんどん変わり、柄にもなくしばらくそのまま見とれてしまった。背は低くても、大室山も岩長姫の坐ます神の山であるのだ。でも、窪んだ中央斜面の途中にある赤い社は反対側の斜面から見るほうがいいかもしれない。小さい社は、やっぱり妹から隠れているような感じであった。
大室山の頂上は一周一キロ。抱っこで乗れば犬さんもリフトOKのせいか、遊歩道では犬さんたちにも会った。彼らはぜんぜん気にしていないようだが、道の状態はあんまり良くないので、足の悪い人はちょっと厳しいかな。でも、行けるなら行ってみて!それも空気がきれいな冬がお薦めだ。
以前、伊東で伊豆七島を見たのは、1月のよく晴れた日だった。だから晴れたら高みに登って、海でも山でも見ると気持ちいい景色が見られると思うますぞ!(↑こんな道で一周)それから、海サイドと山サイドに石仏があるのだが、山サイドの石仏由来を見て、ちょっとびっくり。岩長姫は、安産の神様でもあるので出産のお礼に奉納する気持ちは間違っていないが、何ぼ昔でも9歳でお母さんになるのはいかがなもんだろう。

今ならすごく色々と問題ありありなんだけどねぇ…。あ、仏様自体は、いいお顔で立派な石仏だと思う。
そんなこんなでだらだら歩いているうちにすっかり晴れて、帰りのリフトはチルド室ではなく少し寒い日なたのベンチくらいになっていた。
投稿日:2005-12-27 Tue
さて、実のところ大急ぎでホテルまで突っ走ってしまったが、それだけの道中じゃない事は、当たりマエダのクラッカー(一体いつの人間だい?)なわけで、高山奥飛騨でもそうだったが、マンホールのチェックは怠らない。これも小記で書いた事だが、伊東の人達がとても面白いセンスをしている事に気が付いたのが、そこからだからだ。もっとも、あの前衛的な市役所を建てるくらいだから、追求すればもっと面白い国民性なんじゃないかと思われる。
マンホールその1(城ケ崎の吊り橋)を見たときは、「ほほう、伊東は名所モノか」と思った。絵柄マンホールには、名物、名所、市町村の花とかが主流らしい。だいたいどこの絵柄入りを作っている所は、せいぜい同じ絵柄のカラーバージョンとノーマルバージョン位しか作らないものだが、
。
数メートルしか離れていない所にマンホールその2(松川のタライ舟レース)が!更にはマンホールその3(花柄)まである花はたぶん椿だろ思う。こんなにゴトーが他でいろいろなタイプを見たのは大阪くらいだが、それだってもう少し広いエリアを歩き回ってだ。カラーバージョンこそないが、そんなに作ってマンホーラーを喜ばせてどうするつもりなんだろう。と、考えているそばから、
商店街でマンホールの工事に遭遇。商店街のタイルにマッチした白塗りの(タライ舟レース)だった。しゃがんで写真を撮っていたら工事の人に「このマンホールが何だか知っている?
このマークが付いているのは下水のマンホールなんだよ」言われてみれば下水のマークっぽい。ちなみに柄違いの謎は分からないそうで、「う〜ん、水道局の人に聞いてみたら?」と言われた。いや、そこまでこだわらないし…。
マンホールと言えばこの下水マークを囲むコーヒー豆のようなヤツが、伊東市のマークだ。小記にも書いたのだが、コーヒー豆ではなくて平仮名の「い」だそうで、「い」が十個で「いとう」…完全なじゃダレである。うちの常務はこの話を聞いて本当にマンホールの「い」の数を数えて、「本当だったよ」と報告してくれた。ウソみたいな本当の話である。
本当にゴトーが歩いたルートを歩く人はいるとは思えないけど、一応ちょっとのっけてみた。見にくさ大爆発なので観光協会のマップを手に入れて見比べてくれると少しはわかりやすいかもしれない。だいたいこんな感じでは5〜6時間?あるいはもっとウロウロしているかも。看板見に寄り道したりしているから…。このルートだけで「伊東七福神巡り」の4つまでいっているので、一ヶ所だけ遠いとこ(林泉寺)があるけれど2日かければ歩いて行っても楽勝でしょう。
伊東はとにかく七福神が好きで共同浴場も七福神の名をつけてみたり、商店街にお湯の出ている七福神を置いてみたり、ソバとか饅頭にも七福神がいるので1月にはまったりと捜し歩くのもいいかもしれない。早咲きの桜とかも咲いているしね。投稿日:2005-12-26 Mon
館内をつらつら歩いていると「画伯コーナー」とか「ツリーのオーナメントを作ろう」とか、『参加モノ』が廊下を彩っていたりする。画伯は子供だけだが、オーナメントは大人が超真剣に作ったものもあり、どうしてトップの星に帽子が?(「どうやったのか、お客様が掛けました」:森田さん談)そんな感じで見ていて楽しゅうございました。
その代わりウェルネス棟の「遊びの森」がボディケアルームになっててちょっとびっくり。ついに卓球台はなくなったかと思ったら廊下にあって、「こんなに狭いところにいってしまったんだね」(じみじみ)と撫でてみたり。初めて来た時は広いリラックスルームがガラーンとしていたので、何台も卓球台を出して狂乱の卓球大会をした気がする。今は昔である。思えばゴトーも若かった。ちなみにゴトーは卓球が下手である。動体視力が無いらしい。で、そうこうしているうちにゴトーがホテルに泊まる時にもっとも気合を入れる食事の時間がやってきた。腹ぺこキングとか好き嫌いチャンプというわけでなく、ゴトーの敵はゴトー。別名を小食王。ここはセミバイキングなので、少しは心安らかだ。
当面の問題がすでにセットされている和食膳に絞られるからだ。この和食膳なんだが、気のせいか前に比べるとお子様傾向にあるような気がした。メニューの紙も無かったしなぁ。でも、これくらいじゃないとバイキングがまったく食べられない。
行っても、せいぜいこんなもので取ってないメニューもあるし、デザートもパスした根性無しである。そんなゴトーのちょっとした喜びは「わ〜い、ご飯のイクラたくさん取っちゃった♪」子供だねぇ。これくらいがゴトーの「完食ライン」で、ビールも飲まないのに「えふーっ」とか言ってるのだが、近くの席のご夫婦はビールを飲んで、日本酒飲んで、バイキングで取ったトレイも五枚くらいあって、ホタテの貝殻が高層マンション化していた。これがバイキングのダイゴミだよねぇ。ゴトーの食卓って、本当にツマらんっ!!…朝ごはんの時、同一ご夫婦かどうかはわからないのだが、おじさんの手元のご飯に思わず目が釘付けになってしまった。
マンガでしか見たことないような見事なてんこ盛り!しかも天辺には真っ赤な梅干が燦然と輝いていたのだ!!伊東の茶碗は決して小さいとは思わないのだが?最後までじっと観察し続けるわけ行かないので一目見て驚くに留めたが、きっと完食してお替りとかしたんじゃなかろうか。…ま、これもまた人生というものだ。風呂はこの日は「天空の湯」だった。「おやすみアロマ」のパッケージの所である。会社で伊東の風呂場のシャンプーはどれを使うかと言う話なった事がある。普通の白いの、炭の、オレンジのと3種類あったのだが、ゴトーの席の人は何故か「炭派」の人が多かったなぁ。ゴトーは「炭・オレンジ半々」かオレンジがやや多いかな。伊東は無臭の温泉だから、香り系でも違和感無しである。今日はオレンジシャンプー&リンスをチョイスしたし、「おやすみアロマ」もオレンジを選んだので翌日は爽やかな柑橘系のゴトーになっているに違いない。露天風呂に関しては天空の湯の方が広いのだが階段があるのでメンドクサイのか、そういう時間帯だったのか、かなり空いていた。ヨシズの天井のない岩風呂からは星が見えてなかなかいい感じ。
でも一番好きなのが、ヒノキの一人用風呂(笑)ザバーとお湯が溢れる贅沢さがいいというか、この狭さが愛しいと言うか、中が椅子状になってて楽チンなのもなんだか安心と言うか。…ゴトーは小市民なんだってば、骨のズイまで。
そうそう、天井への投影機も使ってみた。ディズニーのは音楽付きで円盤状のものがゆっくりか移転するんだけど、一周するのに思ったより時間がかかるし、音楽が次々と変わるのでなかなか飽きさせない。プラネタリウムも「流れ星が流れる」設定にすると、きちんと星が流れる。星座の線が付いているのは、星座に詳しくないとちょっとウルサイ感じがするかな。ぼんやり見る分には、線無しで十分。どちらも天井が平らなリビングか和室がお薦めであろう。お花状の電気の笠に流れ星が「ヒュッ」って入っちゃったりするからである。
投稿日:2005-12-21 Wed
ツアーを終了して自分の部屋へ。どのドアにもクリスマス気分のプチ・リースが下がっている。実は会社では、伊東は「一人で泊まりたくない宿NO.1」と言われているのだ。「だって、広すぎて寂しい…」そう、伊東ってどんな所?と聞かれてまず答えるのが「広いよ」で、場所をとるボード版の人生ゲーム(貸出ししてます)はおろか、
ツイスターゲーム(ありません)だって余裕で出来る。子供なら「ダルマさんが転んだ」だって出来るかもしれない。どれも一人じゃ出来ないし、やったとしても寂しさで泣いちゃうよね。…ははは。その広い部屋に一人でお泊りである。その代わり、珍しい部屋に泊めてもらった。「この広さを利用した計画その一」としてベビーズルームを考えていて、現在も試行錯誤中だと言うのだ。そりゃまあ、赤ちゃんと言っても数ヶ月差でずいぶん違うし、何やるかわからないと言う点では天才的に予想を覆してくれるしねぇ。おまけに、赤ちゃん連れの荷物ときたら通常の倍か、それ以上でしょ?動く子なら着替えもいっぱい持って行かなきゃならないし、食べる時間が不定期で食べ物も持ち歩いたりなんかだと、リフレッシュに来てるんだか疲れに来ているんだかわからなくなっちゃうんで、しり込みしている人もいるだろうから、そういう人には朗報だと思う。
見てすぐわかるグッズ類はアレだが、食器棚と冷蔵庫にストッパーが付いてて、しかも白くて気が付かなくって、「おわーっ!開かないーっ!!(ガタガタガタッ)」って二歳児クンな事をしてしまった(笑)それ以外は見てわかる赤ちゃんワールドであった。


タオルはいっぱい!ベビーソープにベビーバスだ!哺乳瓶洗いもあるし、トイレにゃオマルだぁ!しかも、キッチンがあるから「チョイ食べ」をする時とか便利だし、
汚れ物は洗濯機にポポイのポ〜イで、エアコンの下にでも干しとけばすぐ乾くから荷物も少し少なくなるんじゃなかろうか。…ちょっと生活感に溢れたお部屋になるけど、こんだけ広いんだもの、ダイジョーブっしょ!ほかにも新規採用物件をいろいろ置いてくれてたのか、コタツがあった。和室でなくてリビングでコタツ?と思ったら、
宿泊プランで「コタツでお鍋」と言うのがあって、部屋で夕食をとれるようになっている冬プランがあったからだろう。「数に限りがあるから、事前に問い合わせしてくださいね」との事だ。
あと、ベビーズルームにはディズニーの、大人用にはプラネタリウム(無料貸出しだが、数に限りがあります)の天井投射機があって、お休み前の憩いのひと時が楽しめる。廊下からリビングの境目もスロープありの部屋となしの部屋がある。
子供がいるとか、足が悪いとか、すり足マニアだとか諸事情がある人は、これまた事前にホテルに聞いてみて下され。間違ってもゴトーに問い合わせないで下され!だって、うちのホテルってばゴトーが行った後もどんどんシステム変わるし、一番きちんと答えられるのがそこにいるスタッフだと思うし〜っ!そんなわけでしかと、お願い申し上げましたぞ〜っ!
むしろゴトーはお客様サイドに限りなく近い。したがって、謎だと思うとすぐにスタッフに聞く。「この『ウェルネスプレミア』宿泊プランの[おやすみアロマ]ってなあに?」ゼリーっぽい香りの元が入ったものを枕カバーに入れて、香りでリラックス効果をもたらす物だそうだ。「もちろんブログに書くとも」と宣伝を宣言して、一つもらった。香りはヒノキ、お茶、ラベンダー、オレンジの4種類。
「じゃ、オレンジで」「4っともあげますよ」「いいよ、その代わり」「やです」…という会話があったわけではないのだが、どうしてか困った笑顔をされてしまう。ゴトーったら人徳が無いであります。(とほほ)投稿日:2005-12-19 Mon
ここは、もともとバブルの時に建てられた億ションだった。だから部屋は普通に生活できる広さだし、本当にここに住んでいる人達もいるわけだ。そんなわけで初めて見た時は、本当に「マンションの中に温泉とレストランがある、変なところ」だった。3LDKと2LDKの違いはあっても基本的にどの部屋も一緒。ミカン狩りをしていたので、冬だったと思うがアロマの小道も無くて、寒々としたところだなぁと言う印象だった。それが「森化計画」などでどんどん変わった。流石に部屋の大きさは変えられないから、ちょいとした所でタイプ別のお部屋になっているのだ。「あのね、森田さん。アジアンルームとフォレストルームを見たいの」「はいはい」あ、ここでは部屋の写真は会社のHPか「クマ連れ旅日記」さんをみてくだされ。
写真じゃわかりにくいところとしては、おしゃれなアジアンルームでは床の間が飾られているとか、ローチェストにはガウンが入っていて、シックな大人仕様になっているのだ。「洗面所の壁紙も茶系なんですよ」「大人だっ!」「カップルの方とかは、ここに泊まると次もアジアンを指定してきますね」やっぱりな〜、そうじゃないかとゴトーも思う。「世界は二人のために」的な空気があるもの。それとまったく違う方向性なのが、フォレストルームかな。ここは素泊まり対応っていうか、
自炊のための食器が充実して鍋とかもすでにセットされている。モチロン、他の部屋でも食器やなんかの貸し出しもやっているんだけど、がらーんとした他の部屋の食器棚を知っているから、「いっぱい入ってる〜」とちょっと感動。
マッサージチェアもある。そうだなあ、朝早くから釣り船を仕立てて、部屋に戻ってその釣上げた成果の『おサカナ三昧パーティー』を開いて、その後にマッサージチェアで疲れを癒すとか。…ごめん、想像力貧困で。「ワンちゃんやネコちゃんも泊まれる部屋もあるんですよ。いるんでしょ、ワンコさんちにも」う〜ん、実家にいるが、もう爺さん犬だからなぁ。もっとピチピチの頃なら喜んだと思う。部屋広いし。
「ピチピチと言えば、ウサギ小屋を大きくしたんです。子ウサギちゃんたちが育っちゃって」おお、本当だ!夏だけのカブトムシ小屋が無くなって、小屋が大きくなっている。「スタッフの力作なんです」何でもやるなぁ、うちのホテルのスタッフって。近寄ると手のひらに乗りそうな大きさだったウサギちゃん達は、
もうどれが親だかわからない。そして足音を感知して、ぱっと立ち上がって歓迎してくれた。でも、フロントでエサを買ってきていないんだ。スマンのう。プチ農園&プチ果樹園もあるのだが、農園の菜っ葉はウサギさん達が食べたりするそうだ。「果樹園もこのレベルだといいんだけどね」聞く所によると、ミカンの花の季節はミカン農園はハチがすごいんだそうだ。
「そっか、ハチミツであるもんね、オレンジとか」「うん…ハチは白いものに反応して止まるから、洗濯物の白いものに花粉が付いて大変なの」…ああ、フロ−ラルな柔軟材とか使ったよけいかも。そうだよね、ミカンの花は白だもんね。ちなみに西洋ではジューンブライドがいいとされているのは、オレンジの花の咲く季節だからなんだと言う話を聞いた事がある。白い花は花嫁の「清純」を表わして、将来の豊かさ(オレンジの実=黄色=金貨)を約束してくれるものだからなんだって。縁起物なわけだね。文にするとちょびっとだが、結構ぐるぐる歩き回っている。「今日は昨日に比べて寒かったでしょう?でも一緒に行けばよかった。楽しそうだし」「よした方がいいよ、森田さん」雨にも降られたし、家からのカウントとはいえ万歩計が、2万歩を楽々オーバーしているのを見せたら、流石に引いていた(笑)。そんなわけでゴトーはあまりきちんとした格好で来ていないので、たまたま来ていた総括支配人のS・Dさんに「わ!何かと思ったら、ゴトーさんじゃないっ!」って言われてしまった。ごめんね、怪しくて…。
投稿日:2005-12-15 Thu
東林寺まで行ったら、ご近所の葛見神社へ。大きな楠があるのだ。神社的には小さいが、昔は伊東・宇佐美一帯を「久須美」と言ったので由緒正しいのである。熱海や河津にも大楠があるけれど、ゴトーはここのが一番好きかも。森の王者っぽくて。ハチマキとかしてだいぶお疲れだが、千年もたっていれば色々あるだろうしねぇ。森つながりで、音無神社へ。昔はここも「音無の森」と呼ばれて頼朝兄さんはここでデートをしていたそうだが、大きな木はあっても、もう森とはいえないかな。ソレより、ここのインパクトのある神社にまず目がいってしまう。
ご覧の通り、底の抜けた柄杓がいっぱいささっている。「海→底の抜けた柄杓」と来れば、「怪談 船幽霊」だと思うが、安産のお礼に奉納されたものだ。ここの神様は美人で名高い海神の娘の豊玉姫命で、「海彦山彦」の山彦の方と結婚して子供を生んでいるため、安産の神様としても崇められているわけですな。気のせいか柄杓の数が減っているのは、少子化が進んでいるからなんですかね?でも、11月に奇祭で有名な「尻つみ祭」があったから、境内は前来た時よりキレイだった。「あ!」せっかく松川まで戻ってきてしまったから、遊歩道を元の商店街まで戻っちゃお。この遊歩道を歩くと、木下杢太郎さんに詳しくなれる。更に詳しくなりたい人は、資料館へ。この人は、夏目漱石達と同時代の人で、すごく多才だ。お医者なのだが、医学生時代のスケッチからしてすごい上手いし、文才もあるし、うらやましい限りである。

そんな遊歩道におサカナちゃんのライバル(?)がいた。イタリアのリエティ市から送られた蛇口だが、これは水もお湯も出ないようでちょっと残念。加えておくと、この道は結構立派な桜の並木で、春はさぞやいい感じであろう。
駅前まで戻ってしまったので、この温泉を祭った神社を覗いていこう。これが江戸時代にはあちこちから湧き出てて、それこそ馬も洗うくらい「出て来て」いたそうで、「出来湯神社」と言う名前が付いたのね。ここに明治時代の伊東の地図が貼ってあるのだけど、左端の方に小さく「米惣」って書いてあるのさ。そこが杢太郎さんの実家で、今資料館になっているの。つまり、大きなお店の坊ちゃんだったんだ。更にうらやましい限りであるのう。
そのまま神社前の道をぷらぷら歩く。それにつけても電柱の広告は八割が「ぐり茶」じゃなかろうか。そうこうしているうちに電柱の袖広告が「淘心庵米屋」だ。そろそろ松川よりに行かなきゃ。今日の泊まりは米屋じゃないんだから。ウェルネスの森伊東は多分一番行っていて、知っている人がいる。今回も支配人代理の森田さんに「ワガママいいに行きますので、すいませ〜ん」と連絡しておいてある。
さて、ウェルネスの森伊東はすっかりクリスマス仕様になっている。あちこちに置かれた鉢が真っ赤なポインセチアで、リスさんのところからしてこんな感じ。(リスさん達はピカピカはあまり気にはならないようだ)
「いらっしゃ〜い、待っていましたよう」ニコニコと森田さん登場。今回は、いつもほぼ決まった部屋に泊まっているので、違うタイプの部屋を見せてとお願いしておいたのだ。「あ、写真とっていい?ブログに載せるの」「や」…そんなわけで、森田さんに案内してもらって館内見学旅行に出る事になった。
投稿日:2005-12-14 Wed
お昼を食べた店の角を左折して、木のこんもり茂った所を目指す。仏現寺という、日蓮さんが流刑にあったときに住んでいた庵が発展したお堂で、その辺には入れないけれどお寺の裏手の墓地サイドの階段を上ると、その説明文と跡地に建てた建物がちょっと見える。
その100段くらいある階段を上っていると、途中に白い冬桜が咲いていた。やはり伊東は暖かいのかなぁ。ちなみにウェルネスの森伊東に行く途中の桜はピンクでした。(写真右)そっちは4〜5本咲いていたかなぁ。ちなみに松川沿いの所。
仏現寺では、珍しい供養碑を見た。下関で「ふく供養」と言うのを見た気がするし、納得もいくが、「ウナギ」と「ウズラ」ですよ?ウナギはまだなんとなくわかるが、伊東はかつてウズラの名産地かなんかだったのだろうか?だとしてもちょっと珍しいかも。さて、宗教的なことはあんまり語らないのを信条にしているので、仏現寺に関しても外側のつるっと触るだけですが、伊東市内のお寺の中では規模が一番大きいのではないかと思うのですよ。
「天狗の詫び状」とかも持っているし、なにより見晴らしサイコーなので市内で行くなら「イチオシのスポット」と人にも案内している所なのよ。かのように市内一望で、何故か「ヤッホー!」と叫びたくなってしまう。いえ、おじさんたちが日向ぼっこしていましたから、叫びませんですが…。ちなみに、階段を上がるのが嫌な人は、車で来れるけど駐車場があるわけじゃないからお寺に連絡してからのほうがいいかも。
歩く人は駐車場が関係ないからねぇ(笑)そのまま小学校前の道を歩いて、ガラス張りの変わった建物の前を突っ切って、ちょっとした空き地に行こう。この目立つガラス張りの前衛的な建物は、伊東市役所だ。小記でも書いたが、伊東の人達の感性はちょっと不思議。
そこが次のスポットで、お約束どおり片足を挙げた馬に(ホテル上宝編その5を参考)乗った伊東祐親さんがいるのである。そしてこのゲートボール場のある広場が、全国の伊東さんの先祖の本拠地だったお屋敷であるそうだ。見晴らしの良い高台で、「やるな、伊東さん!」と思いましたよ。
そういえばなにやら建っているなと思うでしょ?これがトイレなんだよ。伊東市はトイレ美化にすごく力を入れているらしくて、城ケ崎とかにも凝った名前のトイレを設置している。
おっと、たぶん世間の多くの人は、「伊東祐親ってダレ?」と思っていると思う。ゴトーもそうだった。ところが、江戸時代の人にとってはすごくポピュラーな「曾我物語」と言う話の登場人物で、伊東の発展にも力を入れた人だったらしい。しかし、この「曾我物語」は「曾我の仇討ち」という日本三大仇討ちの一つで、一族のくせに苗字が違うし、現代訳の本が見つからなくて、良くわからなくって困った。図にするとこうなる。見難いし、わかりにくくて申し訳ない。時代的には、NHKの「義経」の少し前くらい。頼朝兄さんは、政子さんとくっつく前に祐親さんの娘と子供まで作っているのである。でも、北条さんほど野心家じゃなかったから、祐親さん大激怒で、その子供は殺されてしまうのだ。
でも、祐親さんはセガレは暗殺されちゃうし、土地争いで便宜を図ってもらった平家に忠実な人だったようだが、その平家も滅んじゃうし、晩年は気の毒だが人徳があったらしくお墓はこんなに立派だ。ただし住宅に囲まれて、なんか変だが、坂の下に菩提寺の東林寺があるのだ。たぶん昔はこの辺もお寺の敷地だったんだと思う。この頃はどうもお寺の近くの高い所にお墓を作るのが流行だった気がしてならない。セガレも高い所にお墓があるからだ。祐親さんの暗殺されたセガレが、河津三郎と言う人で、相撲の「かわづがけ」と言う技の考案者と言う事になっているが、そんな事を真面目に言うと「ガセビアの泉」に沈められてしまうらしい。でも、相撲が強かったのは確からしい。さて、その三郎さんのお墓だが、6月に一度チャレンジしたが、小記にも書いたが虫がすごくて断念したのだ。東林寺境内にあるそれは、道みち三十三観音巡りが出来る優れもの(?)なので、虫のいない今がチャンスだ!
ゴトーは東林寺に行くと、まっすぐに三郎さんの墓を目指した。ところが、これがなかなかしんどい事が判明。道が狭い。しかし、観音を見たらすでに25番まで来ていたので、もったいないから最後まで行きましたけどね。
「ありゃまあ」三郎さんのお墓は、拍子抜けするほど小さかった。その脇に仇討ちをしたセガレ達の首塚だそうだが、この二人はパパ以上に有名人なので、ここだけがお墓じゃない。もうその辺の事を話したらすんごく長くなる上に、ゴトー以上に詳しい人にツッコミが入るかもしれない。いえ、ツッコミを入れてください!
「勉強させてくださいー!(←心の叫び)とまあ、このへんにはそういった伊東さんちの絡みの史跡がいっぱいあるんで、石塔ファンの人とかは一度いらしてください。
投稿日:2005-12-13 Tue
雨に追われて逃げ込んだ「東海館」だが、神社仏閣かと思うようなシブイ建物で、小記にも書いたネタだが昭和3年生まれでミッキーマウスと同い年である。外観は、市営のHPを参照してくだされ。
そちらでは紹介されていないワンコ的観察をすると、例えば入り口正面の鶴の彫刻は誰もが目を見張るけれど、そのすぐ後ろに亀が控えているのはあまり知られていない。鶴は朝日がバックだが、亀は月にひっついているように見える。職人の遊び心ってヤツなんでしょうな。
館内もウネウネした「銘木」が使われてるし、細かい細工が盛りだくさん。3Fの廊下の電灯の金具も透かしの松竹柄だが、ほかのフロアの電灯の金具や笠もデザインが違うのだ。そんなわけだからおいそれと修理も出来なくて、平成9年に
旅館業をやめてしまったわけなんだが、見た限りではお部屋にはエアコンとかなさそうなので、夏冬に泊まる時はケッコウ気合が必要だったんじゃなかろうか。ゆっくり歩いて最上階の展望台まで行ったら、
山側からどんどん晴れてきているじゃありませんか!ラッキー!!雨が上がったのでランランと外に出て、なぎさ公園方面に歩いた。途中、開店前のお店の生簀で泳ぐイカなど眺めつつ、キョロキョロしていると、なにやら道端に「怖い」物が…。
石仏と言いたいが、どうも仏様じゃなくて神様らしい。笏(しゃく)を持っていたり、袖が長いのでソレとわかるが、苔のムシ具合といい磨り減り具合といい、…怪しい魅力が出ていますよ。そういえばこのへんには小さな鳥居が多いので、本来はその関係者なのだろう。「む!」そういえばこんなのをどこかで見たなと、急に思い出した。それらはこんなに苔が付いていなかった。二年前に会社でやった企画バス旅行の「七福神巡り」でだ。道沿いなので恵比寿様の新井神社へ行ってみたら、「いたいた!」
入り口の階段に脇にぞろっと並んでいる。ここの階段を上がると伊東港が一望なので、また登ってみてみた。もうそろそろお昼になるのだが、この辺まで来ると食べ物屋さんがないので、少し戻って1Fがお土産で2Fが食堂のお店に入った。元気なおばさんの「今日の定食は、大根アラ煮定食だよ」というので「じゃ、それ」と頼んだ。アラ煮は美味しいのだが、ビジュアル的にはやや難ありなので写真にしなかったが、後から来た昼からビールを飲むおじさん5人組が頼んだイカの方は撮りたかった。
「5人で食べるんだろうから大きいのにしといたよ」と言うイカは、皿からはみ出ていた。焼いても縮んでも、こんなだ。レジで、魚市場の事務所で見た気になる看板について、ちょっと顔の怖いおじさんに聞いてみた。「魚の日直売って書いてあったんですが、普通の人も行ってもOKですか?」「?ここの市場は朝六時からだし、業者しか入れないよ?」えー、でもお婆さんとかいたよ〜?どうしても気になって戻って見に行ったら、奥様方が集結中で、おしゃべりをしながら何かを待っている。少し近寄って字が見えるところまで来たら、1時スタートで何かを売るらしい。ガラスに本日の売り物が貼ってあった。
「ウルメイワシ 1k¥200」…安うっ!!一キロってどんだけのイワシの数なんだ!?そんなにイワシが大量でも困らないなんて、伊東の人はペンギンでも飼っているからなんじゃなかろうか。戻ってきたゴトーに気が付いたおじさんが声をかけてきたので、シッポを巻いてすごすごと帰ってきた話をしたら、「あははは、そーだねぇ、1キロじゃねぇ。あ、今日は水曜か!婦人会だな」顔はちょい怖めだが、気のいいおじさんだったねぇ。
詳しい話が知りたくて漁協にメールを出したが、12/13現在ではまだ返事がないので、イワシ達は謎のままである。*船が移動していた話は、追記にて*
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投稿日:2005-12-12 Mon
今でこそブログだけれど、2年前に共立グループホテルで置かれた小冊子の「旅日記」が、ワンコ旅の始まりだったのである。いや、もっと正確にはもっと色々あって、伊東編は2号のくせに1号の伊豆山編より先に出ちゃったフライング号で、しかも誤字&内容見落とし地獄の恥じ多き一冊なのだ。それはいずれ書く事もあるかもしれないが、今回はとにかく「伊東にまた来ちゃいましたよ!」と言う話が優先されるのである。2005.12.7(水)〜8(木)
この日もめっちゃ早起きして、東京駅から熱海経由で伊東に行くはずだったゴトーは、…早起きが出来なかった。「ぼえ〜!」着替えるとか、戸締りをするといった最低限の事だけして、とにかく走って電車に乗った。そこまでしたら目が覚めそうなものだが、ゴトーは車内で「二度寝」して、まったく飲まず食わずで伊東の駅に降り立った。「お腹がすいている気もするが、…ま、いいや」ぼんやりしたゴトーの前には、ようやく「やっこらせっ」とシャッターを開けている土産物屋さんとかしかなくて、探せばモーニングとかやっている店もあるのだろうが、商店街全体がゴトー同様、やっとこ起きて始めたかなって風情であった。それになんだか、店には「水曜定休」の札がちらほらと下がっていた。
「またきちゃいましたよ!」と言ったが、実は色々あって伊東の町は何度か来ていて、ぼんやりとだが土地鑑もついてきてた。それがアダで、実はどこに行ったらいいものかノーアイディアで来てしまっている。伊東はゴトーにとって、ハンパに馴染みな町になってしまっているのだ。おまけに東京ではあんなに晴れていたのに、伊東の駅ではこんなに暗雲が垂れ込めている。…どうしたもんだかなぁ。足は自然と馴染みの道を選んで、ふらふらと歩き始めた。
「やあ、おサカナちゃん。今日も元気そうだね」初めて時に出会った商店街にある小さな蛇口で、小冊子版旅日記(以下、小記と略す)にも登場する。惜しげもなくザブザブと温泉を出していて、「すごいぞ、伊東の温泉力!」と感動したものだ。それにサカナちゃんの自体もかわいらしいと思わない?温泉七福神様などのお馴染みに挨拶しつつ歩いていたら、突然大粒の雨が降ってきた。
一応、折りたたみの傘は持っていたが、傘がたわむほど強力な雨に小走りに近くまで来ていた「東海館」に慌てて逃げ込んだ。ここは市が管理している古い旅館を資料館にした(↑この道の右に東海館)もので、なんといっても入場無料なのが魅力的だ!何だか飲まず食わずのまま、さっきから走ってばっかりかもしれない
投稿日:2005-12-05 Mon
平湯温泉は、この辺では早くから開けたところらしい。温泉発見は、おサルのお手柄だそうだが、そのサルを見つけたのが武田軍というのには、ちょっとびっくり。いや、武田といえば甲府(山梨)と言う頭があるから、そんな遠くまで進出していたの??ってな感じだ。まあその頃から数えれば4百年くらい前からある温泉地なので、上宝あたりと違って温泉宿が何件か固まって建ってるし、バスターミナルもあるのでお土産屋さんとかもある。つまり上宝は、「新」平湯だから新興地に建っているわけで、住宅地と同じで大人数さんとかファミリー対応にして、それとは別に、この平湯には『大人志向のエレガントな和風の宿』を立てる予定があるのである。「大人志向って、どんな宿やねん」と聞かれても今はこんなだし、詳しい話は来年の事なので正直よくわからない。
敷地を広く取って、ステキな小道とか作りたいと言う話をちょっと聞いたが、奥のほうの木がある辺りのことだろうか。地ならしをしているおじさんに変な顔をされながら写真を撮ってみたが、もう少し出来たらまたご案内できるかと思う。そして一年後くらいには、「さあ、オープンだ!がんばろう!!」と向こうハチマキ(お祭の時のような前結びの事ね)なスタッフたちがガンガン働いている事と思う。カミングスーンなのである。
上宝へ行く方向の道に『すっぽん』のノボリが立っている。このへんの名産品がスッポンで、温泉育ちのスッポンは美味しいので東京や大阪に全て出荷してしまい、このあたりにはスッポン料理の店が無いそうだ。寒い日にはスッポン鍋などいいと思うのだが、「スッポン」と「エレガント」の両立は、皆様的にはOKですか?…あ、でも、エレガントっていうのは開発説明を聞いた時のゴトーのイメージなんだけど。(笑)
そんな平湯のお土産物屋さんで、こんなものを見た。豆腐小僧だ。これの存在は「あの人」のおかげでこの二年くらいに知ったけれど、結構マイナーな存在だと思うのだが、飛騨の人は「手長足長」といい、妖怪が好きな人が多いのだろうか?そんな事を考えつつ、バスと電車を乗り継いでの長いような短いような飛騨高山の旅は終了である。*帰りの事は、ちょっとしかないので、おまけで追記しときます。
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投稿日:2005-12-02 Fri
展望台ではすっかり心は洗われて、雄大な気持ちになってしまったが、ちょっと山から下りたらすぐにお笑いに走ってしまった。。
しらかば平駅のトイレに行ったら、こんなものを発見!いい味出していますよ、名鉄さん。裏面には別柄のイラストが入っている。持って帰るのはNGだが、見て笑うのはOKでしょう。「うひょひょ」…お食事中の方には不向きな話題でした。すみません。ここで少し頭が冷えて、帰りの事を考える。12:00のバスに乗れれば、平湯で少しゆっくりできるが、それに乗るための11:45発第一ロープウェイは出てしまっているようだ。しかし、まだピストン輸送を続けているようだったので、試しに行ってみると50分発らしいのが止まっている。それに乗ったはいいが、乗車は4分間、バス停までは徒歩5分だそうだ。そのバスに乗るにはかなりギリギリだ。
(どうしようか、走れば乗れるか?)迷っていたら、同じ事を考えていたおじさんが、ゴンドラが止まった途端に「降ろしてくださ〜い!」と叫んで、猛然と走り出した。ゴトーはそれにつられる様に走った。イヌだからかもしれない。下り坂とはいえ、坂道を背中で荷物がガチャガチャ、ペットボトルがジャボジャボと鳴っていて、結構シンドイ。コーナーを回ってバスターミナルが見えたら、バスが止まっている。(やったのか?勝負に勝ったのか!?)最後のスパートをかけて、バスに駆け寄ったら運転手さんがいない。「?」「あ、そこに人が」おじさんとは連帯感生まれたらしく、二人して足早に談笑中の人達に「このバスは12時のですか?」「いえ、12時発はたった今出ました。このバスは、55分発です」…二人でガッカリ。一時間近くの待ちですかぁ(泣)ここには観光案内兼入山票入れ兼、売店兼、二階が食堂の建物以外、また坂道を登っていかねば店屋が無い。
ガッカリな上に、ゼハゼハと息が上がり、ちから無く二階の食堂で学食のようなソバをぼんやりと手繰る。山菜ソバだった。ふと気が付けば、周りには同様の力尽きた人々が、やっぱり山菜ソバを食べていた。カレーや天ぷらもあるのに何故…?山と言ったら、やはり山菜なのだろうか。ソバを食べ終わって、土産物屋を一周したら、もうやることがない。バス停の前にはアルペン浴場と言う無料の共同浴場があって、天然温泉だそうだが、(何だか、今、ここから離れちゃイケナイ気がする)と続々やってくる観光客に漠然とした「虫の知らせ」があり、すでに五人ほど並んだバス停の列について、じーっと待つ事三十分。「虫の知らせ」は、正しかった。「当バスは満席になりましたので、今、平湯より臨時バスを呼び寄せておりますので、25分ほどお待ちください」席で丸まったゴトーは、窓の外にずらりと並ぶ残された人々を見て(動かなくて良かった…)と思いつつも、ちらりと「無料天然温泉」の事を静かに思った。(…無念だ。朝もっと早くに動いていれば入れたのに)まあ、これもまた人生だ。今日中に帰れなくなるよりマシだろう。投稿日:2005-12-01 Thu
山の上は、ロープウェイ途中駅の白樺平駅や展望台のある西穂高口駅で適当に人がバラけたのか、それほど人ごみな感じは無かった。そのまま西穂高の山小屋に行く人などもいたり、自然遊歩道を歩いたりしているのだろう。山小屋へ行くのは大変だけど自然遊歩道くらいは行きたかったが、もうすでに時間をかなり使ってしまっている。
しょんぼりしながらロープウェイの展望台に上がって外に出たゴトーを待っていたのは、ものすごく広い空と青い山々だった。「うはーっ!」Tさんのお薦めなだけある、すんごくいい天気で、何十キロも先(?)まで見渡せて、近くのお山もハッキリ!クッキリ!!のメリハリの良さである。へっぽこカメラマンのゴトーですら、この通りだ。写真じゃわかりにくいが、真ん中の煙がかすかに上がる焼岳は長野県の山だが、そこが県境くらいなはず。
しかし、人気スポットは人がすごいぞ。西穂高だか、前穂高だか、北穂高だか案内板を見ても良くわからないが、「∧」がいっぱい重なっていて、確かに高山市のマークっぽいと静かに納得。そして、…「おおおおおおおおおっ!雲海だぁ!!」
自分の立ち位置が雲海ではなくて、遠くに、幻のように見えるあたり、十二国記(講談社にて絶賛発売中)の金波宮ってこんな所にあるんだろうなぁと思ってしまった。写真じゃわかりにくいんだけど、見えるかしら??ちなみに、この山は白山。富山県にある山だ。つまり、ここにいながらして、三県制覇?…広い、広すぎるよ!新穂高ったら!!*白山は石川県なんだって。すみません、石川県の人!そして教えてくれたminetovama!様ありがとうございます!
…ああ…とはいえ、天気が悪いとこんな感じである事も言い添えておこう。つまり、ここに来るときは「晴れ女」か「晴れ男」が重要アイテムなんでございますよ。え?ゴトーはどうか?…ん〜、どうだろう…?ふふふふ(笑)△ PAGE UP

